レアル・マドリードは8日、ブラジル代表DFエデル・ミリトンのメディカルレポートを発表し、左脚大腿二頭筋の断裂および近位腱損傷の診断が下されたことを伝えた。
ミリトンは、7日に行われたラ・リーガ第15節セルタとの一戦でスタメン出場を果たしたが、21分にアクシデントに見舞われてしまう。セルタのカウンター攻撃に対応した際に、左太ももの裏側を押さえて転倒。プレー続行は不可能と判断され、ピッチを後にしていた。
試合の翌日、クラブはミリトンの左ハムストリングの負傷を発表。「今後の回復状況を見守っていく」とし、具体的な離脱期間は明かされていない。しかし、スペイン『アス』は「深刻なケガ」と表現し、「約4カ月の離脱」と報道。最大29試合の公式戦を欠場する可能性があると伝えている。
現在、レアル・マドリードのDFラインは、スペイン代表DFダニエル・カルバハル、同試合DFディーン・ハウセン、オーストリア代表DFダヴィド・アラバ、元フランス代表DFフェルラン・メンディ、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが負傷離脱中と緊急事態に陥っていたが、新たにミリトンも戦線離脱となってしまった。
さらにセルタ戦では、フラン・ガルシアとアルバロ・カレーラスが退場処分に。14日に行われるラ・リーガ第16節アラベス戦は出場停止となり、同試合で起用できるDFラインの選手がドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとスペイン代表DFラウール・アセンシオの2人のみという状況だ。
現在27歳のミリトンは、2023年の夏に左ヒザ、2024年11月には右ヒザの前十字靭帯断裂。2年連続の大ケガを乗り越え、今夏開催されたFIFAクラブワールドカップ2025で復帰を果たし、復活を期す今シーズンはここまで公式戦16試合に出場していたが、無念の再離脱となってしまった。