抱きしめられても埋まらない溝…この流れ、もう何回目?【宝くじで3億円当たりました Vol.7】

■これまでのあらすじ
夫の冷たい言葉に日々心をすり減らしていた妻は、こっそり確認した宝くじが“3億円当選”していることを知り、この事実だけは夫に知らせないと胸の内で固く誓う。外では穏やかに見える夫だが、その裏の厳しさを知るのは妻だけだった。妻の母が孫にゲームソフトを買ったときも夫は不満をぶつけ、妻が反論すれば、「お前みたいに勉強できない子になったらどうする」と傷つく言葉が返ってくる。会話は妻を責める方向へすり替わり、何を言っても「言い訳だ」と突き放されるばかり。ついに涙をこぼした妻へも、夫は「泣くのはナシ!」と軽く言い放つのだった。

■涙が止まらない妻を見て夫の態度が一変?

■優しさではなくただの“たしなめ”

■抱きしめれば全部丸く収まるとでも?

「ごめん!言い過ぎたよ」――そう言って妻を抱きしめた夫。しかし、その謝罪は形ばかりのもので、自分の主張を曲げる気配はなく、必要な要望だけを伝えるとあっさりその場を離れていきました。

「この流れ、もう何度目だろう……」

抱きしめて謝れば収まるとでも思っているのか。抱きしめられた温度だけが残る中、夫への不満は、積み重なったまま妻の中で静かに広がり続けていくのでした。

▶︎次回 Vol.8 繰り返される“お決まりの流れ” 妻の痛みは積もるばかり◀︎前回 Vol.6 ついに涙を流した妻 そのとき夫が口にしたのは――【全話読む】 宝くじで3億円当たりました私でいいの? 過去を知ってもプロポーズしてくれた彼との結婚【夫から離婚調停を突き付けられた妻 離婚か再構築か】突然旦那が無職に… ぶち当たる税金問題に人格が変わった瞬間!【旦那が無職になった話】