松本、八戸退任の石﨑信弘氏の新監督就任を発表「魂の底から燃えています」

 松本山雅FCは8日、トップチーム監督に石﨑信弘氏が就任することを発表した。

 松本は早川知伸監督の下、今季は2021シーズン以来となるJ2復帰を目指したものの、2025明治安田J3リーグでは11勝10分け17敗、勝ち点「43」の15位で終了。11月28日時点で早川監督が契約満了で今季限りで退団することが発表されていたなか、新監督は石﨑氏が務めることになった。

 現在67歳の石﨑氏は現役時代に活躍した東芝(北海道コンサドーレ札幌の前身クラブ)で指導者キャリアを始めた後は、大分トリニータや川崎フロンターレ、柏レイソルや北海道コンサドーレ札幌、モンテディオ山形、テゲバジャーロ宮崎、藤枝MYFC、カターレ富山などでの指揮を経て、2023シーズンにヴァンラーレ八戸の監督に就任した。

 3年目となった今シーズンは2025明治安田J3リーグを21勝9分け8敗、勝ち点「72」の2位で終え、クラブ史上初となるJ2昇格に導いた。しかし、石﨑氏は家庭の事情により生活環境を変える必要があったことから、八戸の指揮官を退任することが今月6日に発表されていた。

 就任が決定した石﨑氏は松本のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「はじめまして。松本山雅FCの監督に就任した石﨑です。松本山雅FCの監督に就任できたこと、これほど胸を震わせる瞬間はありません。このクラブ、この街、この緑を背負って戦えることに、魂の底から燃えています」

「私は、ただの勝利では満足しません。前へ出る。奪いに行く。走り倒す。倒れても立ち上がる。アグレッシブで、貪欲で、執念むき出しの山雅をつくります。観る者の心臓を掴み、魂を揺さぶるサッカーを、このピッチに叩きつけます。そしてどんな瞬間も共に戦ってくれるサポーターの皆さんの声こそ、山雅の命です。あの緑のうねりが選手を前へ押し出し、苦境を突破する力になる。あなたたちの想いが、このチームを動かします」

「さらに、クラブを支えてくださるパートナーの皆さまの熱い支援があるからこそ、私たちは挑戦できる。その後押しを、必ず結果で返します。私は覚悟しています。このチームを、更に誇り高く、胸を張って語れる存在に押し上げる。そのために全てを懸けます。松本山雅FC、ここから本気でぶち上げます。ともに走り、叫び、闘い、歓喜をつかみ取るシーズンにしましょう!」

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