田中碧が後半ATに2戦連発の同点弾! リーズが土壇場で引き分けに持ち込む、リヴァプールは2戦連続のドロー

 プレミアリーグ第15節が6日に行われ、リーズとリヴァプールが対戦した。

 リーズは前節、田中碧が決勝点となる得点を挙げる活躍もあり、ここ『エランド・ロード』でチェルシーに3-1で勝利。今節の対戦相手は昨季のプレミアリーグ王者リヴァプールだが、強気に勝ち点「3」を狙っていきたいところだった。

 対するリヴァプールは敵地に乗り込んでの一戦。本拠地『アンフィールド』では公式戦3試合連続で未勝利と苦しい戦いが続いているが、アウェイでの一戦に勝利し、復調への第一歩を踏み出すことはできるか。なお、リーズの田中碧とリヴァプールの遠藤航はどちらもベンチから出番を待つこととなった。

 立ち上がりから、リヴァプールが試合の主導権を握り、ボール支配率でもリーズを大きく上回る展開となる。対するリーズも、デザインされたセットプレーを織り交ぜながら、何度か得点のチャンスを作る。

 しかし、リーズ、リヴァプールのどちらもゴールをこじ開けることはできず。前半は0-0のまま終えた。

 そして迎えた後半、48分にスコアが動いた。リヴァプールのウーゴ・エキティケが、自陣からパスをつなごうとしたリーズのミスを見逃さずにボールをかっさらうと、冷静にシュートをゴール左下に沈め、リードを奪った。

 さらに50分、リヴァプールは敵陣深くの右サイドでボールを奪ったコナー・ブラッドリーがそのまま低い弾道のクロスを通すと、ゴール前に詰めていたエキティケが流し込み、わずか3分ほどでリードを2点とした。

 対するリーズも73分、リヴァプールのイブライマ・コナテがボックス内でウィルフリード・ニョントを倒し、PKを獲得。これをドミニク・カルヴァート・ルーウィンが決め、まず1点を返す。

 ホーム『エランド・ロード』の大声援に後押しされたリーズは直後の75分、左サイドのニョントが左サイドからボックス手前にポジションを取っていたブレンデン・アーロンソンにパス。最後はアントン・シュタッハがゴールネットを揺らし、遂に追いついた。

 一方の追いつかれたリヴァプール。それでも80分、ハーフウェイラインからライアン・フラーフェンベルフがドリブルで左ハーフスペースを前進し、前方へ斜めのパスを供給。右ハーフスペースを駆け上がっていたドミニク・ソボスライがゴール左に流し込み、リヴァプールがここで勝ち越した。

 ところが、試合はここで終わらない。後半アディショナルタイム6分、リーズは左CKのチャンスを得ると、ファーサイドで待っていた田中碧がこぼれ球を左足で押し込んだ。リーズが、田中碧の2試合連続のゴールで再び追いつく。

 試合はこのまま終了。65分から途中出場した田中碧に得点が生まれ、リーズがリヴァプールと3-3で引き分けた。なお、遠藤航も83分から途中出場した。

 この後、リーズは14日、次節で敵地にてブレントフォードと対戦。一方のリヴァプールは、9日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節で敵地にてインテルと対戦する。

【スコア】
リーズ 3-3 リヴァプール

【得点者】
0-1 48分 ウーゴ・エキティケ(リヴァプール)
0-2 50分 ウーゴ・エキティケ(リヴァプール)
1-2 73分 ドミニク・カルヴァート・ルーウィン(リーズ)
2-2 75分 アントン・シュタッハ(リーズ)
2-3 80分 ドミニク・ソボスライ(リヴァプール)
3-3 90+6分 田中碧(リーズ)

【動画】田中碧が2戦連発の同点弾! リーズvsリヴァプール

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