先発の久保建英は“シュート0本”で交代…レアル・ソシエダ、アラベスに屈してリーグ戦連敗

 ラ・リーガ第15節が6日に行われ、アラベスとレアル・ソシエダが対戦した。

 ここまで14試合を消化したリーグ戦で4勝4分6敗を記録し、勝ち点「16」の10位につけるレアル・ソシエダ。今季からセルヒオ・フランシスコ監督が指揮を執る同クラブは、開幕直後こそ不安定なスタートを切ったものの、直近は公式戦8試合で1敗のみと復調を果たしている。ラ・リーガ2戦ぶりの勝利を目指すアウェイマッチに、日本代表MF久保建英は右のアタッカーで先発した。

 試合は前半アディショナルタイムにアラベスがスコアを動かす。右サイドでのコーナーキックからボールが相手の手に接触。一度プレーは流されたものの、オンフィールドレビューによってホームチームがPKを獲得する。キッカーを務めたルーカス・ボジェが冷静に決め切り、アラベスが先制した。

 目立ったチャンスを作れずにいたレアル・ソシエダだが、63分に久保が個人技でアラベスの守備陣を切り崩す。敵陣右サイドでボールを受けると、巧みなカットインで寄せてきたマーカーを突破。スピードに乗りながらペナルティエリア手前へ持ち運び、複数の相手選手を引きつけながら横パスを出す。だが、アンデル・バレネチェアが合わせたシュートは枠を大きく外れてしまう。

 時間の経過とともに存在感を増した久保だったが、シュート0本のまま78分に交代。試合は1-0で終了し、アラベスが勝利を収めた。次節、アラベスは14日にホームでレアル・マドリードと対戦。レアル・ソシエダは12日にホームでジローナと対戦する。

【スコア】
アラベス 1-0 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 45+4分 ルーカス・ボジェ(PK/アラベス)

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