鹿島が9年ぶりの頂へ! 主将・柴崎岳「誰か一人の活躍ではなく、本当に全員で勝ち取った」

 明治安田J1リーグ第38節、首位の鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスを2-1で下し、2025年のJ1リーグ王者に輝いた。

 今季キャプテンを務めた柴崎岳は「日々の取り組み、試合だけじゃないところもたくさん見てきてるからこそ、チームはこうあるべきだなと。今日の試合では一体感というものも見えたと思います。鬼さん(鬼木達監督)が言った通り、伸びしろや『もっともっと俺たちはできる』という部分はありますけど、まず一つここでタイトルを取ることができたのは、いろいろな選手の自信に繋がると思いますし、クラブにとっても良いこと」と振り返った。

 自身も今季は19試合の出場にとどまり、後半戦はベンチから外れる試合も増えた。今季は悔しさも味わった柴崎が強調したのは「誰か一人の活躍ではなく、本当に全員で勝ち取ったタイトル」であるということ。「思い返してみても、改めてそう思います」と語り、「また頑張ります」と短い言葉に闘志を込めてスタジアムを後にした。

【王座奪還】鹿島アントラーズ 9年ぶり9度目のJ1リーグ優勝!

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