スペイン代表に優勝フラグ? 南ア大会と類似の抽選結果…吉兆に地元紙期待

 FIFAワールドカップ26の抽選結果は、スペイン代表の吉兆を示しているのかもしれない。5日、スペイン紙『マルカ』が報じた。

 FIFAランク1位、EURO2024王者、公式戦30試合無敗。“ラ・ロハ”は堂々の優勝候補だ。4大会ぶり2度目の優勝を目指す今大会はグループHに入り、カーボベルデ(初出場)、サウジアラビア(3大会連続7回目)、ウルグアイ(5大会連続15回目)と同居する。

 初優勝を果たした2010年の南アフリカ大会もグループHだった。そのほかにも、北中米大会と南アフリカ大会の類似点はいくつかあると『マルカ』は指摘している。

 2010年のグループステージでスペインが3試合目に戦ったのは、当時マルセロ・ビエルサ監督が率いていたチリ代表。今回も3試合目の相手は、ビエルサ監督が率いるウルグアイとなる。

 2010年大会のオープニングマッチは南アフリカ代表vsメキシコ代表だった。2026年のワールドカップでも両チームが開幕戦を戦う。さらに言えば、開催日も同じ6月11日だ。

 ウルグアイとはW杯で過去2度対戦し、いずれもドロー決着だった。サウジアラビアとは2006年のグループステージでも対戦して1-0で勝利。スペインとカーボベルデは公式戦で初の顔合わせとなる。W杯におけるスペインのアジア勢およびアフリカ勢との対戦成績は、いずれも3勝2分1敗となっている。

「一見突破可能なグループに組み込まれた」と、『マルカ』紙はグループステージを楽観視。しかし、「楽なスタートに見えても、初戦を突破すればすぐに厳しい戦いが待っている」と、不確定要素の多い決勝トーナメントが茨の道になり得ると指摘している。首位または2位でグループを通過した場合、ラウンド32でいきなり現王者アルゼンチン代表(グループJ)と対戦する可能性があるためだ。

 データサイト『Opta』は優勝確率17パーセントでスペインを本命に挙げているが、無敵艦隊は果たして16年ぶりの優勝を掴み取ることができるのだろうか。

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