マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、イングランド代表MFコビー・メイヌーの起用法をめぐる自身への批判に反論した。5日、イギリス紙『デイリー・ミラー』が伝えている。
現在19歳のメイヌーはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2022年10月にトップチームへと昇格。翌年の1月にカラバオ・カップでプロデビューを果たし、2024年3月にはイングランド代表で初出場を飾った。しかし、昨年11月からアモリム監督が指揮官に就任すると先発の機会が激減。今季のプレミアリーグでここまで出場した7試合はすべて途中投入となっており、フル出場はカラバオ・カップの1試合のみにとどまっている。
すると今月4日、マンチェスター・ユナイテッドのOBであるポール・スコールズ氏がSNSでメイヌーの起用法をめぐる批判を展開。「バカげてる。あの子は台無しにされている。試合をコントロールできないチームで使われもしない」と激しい言葉で見解を示しつつ、「アカデミー出身の選手が出ていくのを見るのは嫌だが、今はもう彼にとってそうするのが一番だろう。もう限界だ」と退団を促すコメントを残した。
そうしたなか、アモリム監督が自身への批判に反論。「あなたたちはいつも同じことを聞いてくる。言いたいことはわかる。あなたたちはコビーが大好きだ」と述べながら、「彼はイングランド代表で先発している。しかし、それは私が“入れるべきではない”と感じている時に、彼をチームに入れる理由にはならない」と主張している。
1月の移籍に向けてナポリとの個人合意も報じられたメイヌーだが、今冬に動きはあるのだろうか。