W杯グループFの展望…首位突破予想のオランダにとって日本代表は厄介な存在?

 FIFAワールドカップ26の組み合わせ抽選会が開催。日本代表はグループFに入り、オランダ代表、チュニジア代表、欧州プレーオフBの勝者(ウクライナ代表/スウェーデン代表/ポーランド代表/アルバニア代表)と対戦することが決定した。

 これを受け、大手メディア『ESPN』が各グループの注目すべき試合や、展望を発表。日本代表が入ったグループFについては「もちろん、W杯では何が起こるか分からないが、このグループを首位で通過するのはオランダ代表以外に考えられない」とFIFAランキングで7位につけるオランダ代表の首位突破を予想した。

 一方、日本代表については「カタールW杯でのグループステージでスペインに勝利した日本代表は間違いなくアンダードックと言えるだろう」と綴りながら、「3月には開催国以外で初めて本大会出場権を獲得し、レアル・ソシエダに所属する久保建英や、ブライトンに所属する三笘薫など技術力に優れた選手たちを擁している」と注目すべきポイントを挙げている。

 また、チュニジア代表については「決勝トーナメントに進出するのは難しそうだが、2022年にはグループステージ最終戦で準優勝のフランスを破る大番狂わせを演じた」と7回目の本大会出場でグループステージ突破は未だないものの、侮れないチームであると評価しているほか、欧州プレーオフを争う4チームについては「実力があり、中でもウクライナはランキング最上位なので、興味深い対戦が期待できる」としている。

 なお、グループFの注目カードにはオランダ代表と日本代表の一戦を選出しており、「両チームともグループF突破の可能性がある。両チームともFIFAランキング20位以内に入っており、出場選手の多くは現在ヨーロッパのトップリーグで活躍している」と最も魅力的な対戦になるとしつつ、「接戦となる可能性はあるが、選手層の厚さでオランダ代表が勝者となるだろう」と予想した。

 そして、グループFの最終的な順位予想は「オランダ代表、日本代表、欧州プレーオフ勝者、チュニジア代表」となり、「来夏の大会のダークホースとなる可能性があるオランダ代表がグループリーグを楽々と突破するだろう」とオランダ代表への期待を綴った一方で、「日本代表は(ロナルド・)クーマン監督率いるオランダ代表にとって厄介な存在となるだろう」と指摘している。

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