ガーナ代表指揮官、“注目株”FWセメニョの移籍を後押し「彼が次のステップに進むのは当然の流れ」

 ガーナ代表を率いるオットー・アッド監督が、同国代表MFアントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)の将来について言及した。5日、イギリスメディア『The Athletic』がコメントを伝えている。

 現在25歳のセメニョは、2018年1月にブリストル・シティとプロ契約を締結。その後はサンダーランドなど複数クラブへのレンタル移籍を経験し、2023年1月にボーンマスへの完全移籍を果たした。在籍3年目の昨季は飛躍のシーズンを過ごし、公式戦42試合の出場で13ゴール6アシストをマーク。今季もここまでのプレミアリーグで6ゴール3アシストを記録しており、得点ランキングでは5位につけるなど下位に沈むチームで気を吐いている。

 複数クラブからの関心が報じられながら、今夏にボーンマスとの契約を2030年6月30日まで延長したセメニョ。しかし、依然として移籍の噂が絶えておらず、現地メディアはリヴァプールやマンチェスター・シティ、トッテナム・ホットスパーなどによる関心継続を報じている状況だ。また、『BBC』は先月17日、ボーンマスとセメニョの契約に6500万ポンド(約135億円)の契約解除金が設定されていると報道。この条項は冬の移籍期間の最初の2週間にのみ発動できる“特約”であると指摘していた。

 そうしたなか、アッド監督がセメニョの去就について触れ、「彼はボーンマスで非常によくやってきた。しかし、ボーンマスと彼らのしていることに最大限の敬意を払いつつも、彼が次のステップに進むのは当然の流れだ」とコメント。「それが冬なのか夏なのかは別の問題だが、我々にとっては大きな違いではない。彼が自分の能力を世界にもっと示してくれることを楽しみにしている」と移籍の正当性を主張している。

 果たして今冬の移籍市場でセメニョに動きはあるのだろうか。

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