FC東京は5日、DFエンリケ・トレヴィザンとFW山下敬大が今シーズン限りで契約満了となることを発表した。
1997年1月20日生まれで現在28歳のトレヴィザンは母国のフィゲイレンセやポルトガルのエストリル・プライア、ファマリカンでプレーした後、2021年2月に大分トリニータへレンタル加入しJリーグでのキュリアをスタートさせた。翌年にはFC東京へ移籍し、ここまで公式戦通算73試合に出場し4ゴール2アシストをマーク。今シーズンは明治安田J1リーグで10試合、JリーグYBCルヴァンカップと天皇杯で2試合に出場している。
山下は1996年3月13日生まれの現在29歳。2018年に福岡大学からレノファ山口FCへ入団すると、ジェフユナイテッド千葉とサガン鳥栖を経て、2022年1月にFC東京へ完全移籍加入した。湘南ベルマーレへのレンタルを挟みつつ、ここまで公式戦通算41試合に出場。今シーズンは明治安田J1リーグで12試合、天皇杯で2試合に出場しており、2月の名古屋グランパス戦では待望の加入後初ゴールもマークした。
契約満了に際し、両選手はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
◼︎エンリケ・トレヴィザン
「FC東京のファン・サポーターのみなさま。これまで温かいご声援をありがとうございました。この偉大なクラブの一員としてプレーできたこと、そして私のキャリアと人生に残る貴重な瞬間を過ごせたことは、大きな誇りです」
「FC東京のユニフォームを着る機会をいただけたこと、そして、この道のりで出会ったすべての方々、クラブ関係者のみなさま、コーチングスタッフ、チームメイト、そしてファン・サポーターのみなさまに心から感謝しています。ここで過ごした一日一日を、大きな感謝の気持ちとともに胸に刻んでいます。本当にありがとうございました」
◼︎山下敬大
「FC東京に関わるみなさまへ。この4年間、ありがとうございました。このたび、契約満了に伴い、チームを離れることになりました。FC東京で過ごした時間は、言葉では簡単に表せないほど濃く、そして自分の人生にとって大きな意味を持つものでした。特に怪我でピッチに立てなかった期間は、自分と向き合う時間が多く、サッカー選手として、そして一人の人間として強くなるきっかけを与えてくれました」
「復帰を支えてくれたトレーナーの方々やドクター、支え続けてくれたチームメイト、そして変わらず声を送り続けてくれたファン・サポーターのみなさまには、感謝の気持ちで一杯です」
「順調な時も、思うようにいかなくて悔しさに押し潰されそうな時期もありましたが、そのすべてが自分を成長させ、今の自分を作ってくれました。この経験を次のステージで活躍するための原動力にします。自分はまだ戦えるし成長できる。もっと強くなれると信じています。自分自身に期待して、これからも頑張ります!これまで、本当にありがとうございました」