J3降格の熊本、新監督は片野坂知宏氏に決定「より粘り強く、より魅力的なサッカーを」

 ロアッソ熊本は5日、片野坂知宏氏が新監督に就任することを発表した。

 2025明治安田J2リーグを9勝10分19敗・勝ち点「37」の18位で終え、J3リーグ降格が決まった熊本。6シーズンに渡って指揮を執った大木武前監督の退任が決定し、新指揮官のもとでJ2リーグ復帰を目指すこととなっていた。

 新監督に就任した片野坂氏は1971年4月18日生まれの現在54歳。現役時代はサンフレッチェ広島や柏レイソル、大分トリニータ、ガンバ大阪、ベガルタ仙台でプレーし、引退後は古巣である大分やG大阪の指揮官を務めてきた。2度に渡って率いた大分ではJ3リーグに低迷していたチームをJ1リーグに導き、2021年の天皇杯では決勝に進出。今年8月に大分の監督を解任されてからはフリーとなっていた。

 片野坂氏は熊本のクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。

「ロアッソ熊本に関わる全ての皆さま初めまして。この度、ロアッソ熊本の監督に就任いたしました片野坂知宏です。真っ赤な情熱に満ちたクラブの指揮を執る機会をいただき、大変有り難く光栄に思います。ロアッソ熊本は、クラブの想いを胸に、常に攻撃的で攻守にアグレッシブなサッカーを体現してきました。私はその哲学を大切にしながら、選手一人ひとりの力を最大限に引き出し、選手の成長とチーム全体としてより粘り強く、より魅力的なサッカーをお見せできるよう全力を尽くします」

「ロアッソ熊本を愛するサポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、ロアッソ熊本に関わる全ての皆さまの思いを背負い、勝利への情熱をピッチで表現してまいります。これからも、変わらぬご支援・ご声援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます」

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