国土交通省 兵庫国道事務所は2025年12月3日、西脇市で整備中の国道175号「西脇北バイパス」について、全線開通へ向け一部ランプを12月20日に先行供用すると発表しました。
西脇北バイパス、全通に近づく!
国土交通省 兵庫国道事務所は2025年12月3日、西脇市で整備中の国道175号「西脇北バイパス」について、全線開通へ向け一部ランプを12月20日に先行供用すると発表しました。
国道175号は明石市から北上し、国道2号や山陽道と連絡したのち、加古川沿いを進む路線です。この11月には加古川市の国道2号バイパスから、国道175号の小野ランプ(小野市)へ接続する無料の自動車道「東播磨道」が全線開通するなど、大きな転機を迎えました。
小野ランプ以北の国道175号も4車線のバイパスが中国道の滝野社ICを経て西脇市まで通じており、それをさらに同市黒田庄町まで延ばす5.2kmの事業が「西脇北バイパス」です。北側2.1kmは2020年に暫定2車線で開通しており、いよいよ既存のバイパス部とつながる南側3.1kmの開通が2026年春に予定されています。
今回はそのうち、国道427号と交わる仮称「下戸田ランプ」の南行き入口ランプ(オンランプ)を先行供用し、周辺道路を切り替えます。これに先立ち12月8日からは、周辺で車両の通行止め箇所も発生。全線開通に向けて工事を安全に進めるためだとしています。
西脇北バイパス以北の国道175号は2車線の現道となりますが、丹波市で北近畿豊岡道の氷上ICと連絡しています。北近畿豊岡道は、途中の「遠阪トンネル」を除き無料で通行が可能で、日本海沿いの豊岡市まで通じます。
海沿いの国道2号から山陽道、中国道を経て北近畿豊岡道につながるルートは、やや西側に有料の播但道がありますが、国道175号ー北近畿豊岡道ルートはその“無料版”とも言えるものです。地域高規格道路「東播丹波連絡道路」にも位置づけられています。ただし、前出の通り「遠阪トンネル」だけは有料で、2026年にも無料化の予定でしたが、2024年に有料期間が約15年延長されました。
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