VAR判断に納得できず…トッテナム指揮官「PKになるなんてあり得ない」

 トッテナム・ホットスパーを率いるトーマス・フランク監督が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定に不満を口にした。2日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第14節が2日に行われ、トッテナム・ホットスパーはニューカッスルと対戦した。71分に先制点を決められると、78分にクリスティアン・ロメロが頭で同点弾をマーク。さらに、86分にはPKから再び勝ち越されたものの、90+5分にロメロのオーバーヘッド弾で追いついて、2-2のドローに終わった。

 劇的ドローに持ち込んだトッテナム・ホットスパーだが、86分に決められたPKの場面の判定については議論を呼ぶものとなっており、同プレーはコーナーキックの守備の際にロドリゴ・ベンタンクールがダン・バーンを抑えようとして両者倒れたところ、VARが介入してOFR(オンフィールドレビュー)の結果、PK判定となっていた。

 なお、プレミアリーグのマッチセンターはX(旧:ツイッター)でこの判定を下したトム・ブラモール主審の宣告について「確認の結果、トッテナムの背番号30番はホールディングの反則を犯しており、明らかにボールを見ていなかった。これによって最終判定はPKだ」と伝えている。

 しかし、評論家たちからはこれはほとんどの試合のコーナーキックで起こる類の出来事だと指摘する声も上がっているなか、フランク監督も「VARの完全なミスだった」とPKと判定されたことへの不満を口にした。

「主審は良い判定を下したし、ピッチ上での判定は奨励されるものだ。私にとってあれがPKになるなんてあり得ないことだ。ニューカッスルの何人かと話をしても、彼らもPKではないと考えている。一貫性が必要なんだ。主審のピッチ上の判定は正しかったと思う。VARは明確で明白な判定の時だけ使われるべきだ」

 一方、ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督は試合後、「その時は見ていなくて、今ようやく見た。重要なことはディフェンダーがボールを全く見ておらず、ダンを見ているということだ。おそらく正しい判定だったと思うよ」と適切な判定だったと語っている。

【ハイライト動画】ニューカッスルvsトッテナム・ホットスパー

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