アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が強豪との3連戦を振り返った。11月30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第13節が30日に行われ、アーセナルはチェルシーの本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に乗り込んだ。38分にモイセス・カイセドの一発退場によって数的有利となるも、48分にCKからトレヴォ・チャロバーに先制点を献上。59分にブカヨ・サカのクロスからミケル・メリーノのヘディングシュートで追い付いたが、勝ち越し点は奪えず、ビッグロンドン・ダービーはドローに終わった。
トッテナム・ホットスパーとのノースロンドン・ダービーを皮切りに、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦、そして今回のチェルシー戦と強敵との熾烈な3連戦を2勝1分という成績で終えたアーセナル。アルテタ監督は「カイセドが退場した後、試合に決着をつけたかったのは明らかだが、うまくやり遂げることができなかった。素晴らしいゴールを決め、その後もいくつかチャンスがあったが、細かい部分が欠けていた」と10人のチェルシーを攻略しきれなかったことを悔やみつつ、次のように3連戦を振り返っている。
「ダービーから始まり、勝利への強い思いを持って臨んだ重要な一週間だった。3日後にはバイエルンと対戦し、これらの試合で選手を失った。これまで組んだことのないコンビ(クリスティアン・モスケラとピエロ・インカピエ)で非常に厳しい試合を戦わなければならなかった。キャプテンや9番、カイ(・ハヴァーツ)が不在で、週半ばにはレオ(レアンドロ・トロサール)も欠場した」
「チームはそうした状況に対応しなければならなかった。全体としては、困難な状況だったとはいえ、非常にポジティブな一週間だったと思う。ただ、今日の試合に関しては勝てたはずなのに勝てなかったという思いがある。これは私にとって学びの一つだ。多くのことが懸かっている中で非常に激しい試合を戦った。このような試合を経験できるチームは多くないし、チームを心から誇りに思うよ」
アーセナルはプレミアリーグとCLリーグフェーズ双方で首位に君臨。次戦は現地時間3日に控えるプレミアリーグ第14節ブレントフォード戦だ。
【ハイライト動画】アーセナルは10人のチェルシーを崩し切れず…白熱のダービーはドロー
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