大岩龍一が悲願の初V 重さと打感にこだわりのパター「とにかく軽いマレット型」【勝者のギア】

<カシオワールドオープン 最終日◇30日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7375ヤード・パー72>

大岩龍一が砂川公佑とのプレーオフを制し、涙のツアー初優勝を果たした。先週からセンターシャフトでマレットのパター、ピン『OSLO-C』に変更。投入2試合目で早速、効果を発揮した。
「(パターの)重さと打感にすごくこだわりがある。ヘッドの形は割と何でも、どんな形でも良いんですよ。重さが揃っていないと使えなくて、数グラム違うだけでも体が拒絶反応を起こす。とにかく軽いマレットを探していてそれをピンが作ってくれました」

「もともとセンターシャフトがすごく好き。操作性がよく、打感も重さも僕にとってちょうどいいので先週、1年半ぶりにパターを替えました。持ってきてくれてすぐ練習ラウンドで使って、『試合で使おう』ってすぐ決めた。ショットの調子もよかったですけど、パターを替えたのも大きかった」

実は、センターシャフトは、2019年のアジア下部ツアー優勝時にも使用した“勝利の型”でもあった。およそ1年半ぶりの変更が、まさかの即優勝につながった。

ところが、こだわりのパターと違い、クラブを替えることには「あまり抵抗がない」。数球打っただけでずっと使っているのが、ピンの『G440 MAX』だと言う。

ドライバーは「曲がらないクラブ」との評価。6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の翌週から、フジクラの『ベンタスTRレッド 6X』にスイッチした。「ウッドとアイアンの球の出方が違っていたので、アイアンに合わせて戻ってくるシャフトにしました」と話すように、4番ウッドも同じ『ベンタスTRレッド 7X』で統一感を出している。

サポートするフジクラのツアー担当者もこう補足する。「今年は開幕から『ベンタスTRブラック 7X』でしたが“スピン量が少なくつかまらなくなってきた”とリシャール・ミルチャリティで『ベンタスTRレッド 6X』をテストし、その週から変更しました。ラクにつかまえることができるようになり、スピン量も若干増えて安定感も増しました」(飯田浩治氏)

4番ユーティリティと4番アイアンのみタイトリストで、5~7番アイアンはピン『BLUEPRINT S』、8番アイアン~PWはより操作性を求めて『BLUEPRINT T』のコンボセットにしている。シャフトは全番手『DG MID X100』で揃えて飛びとコントロールを両立している。

今週は国内女子ツアーの最終戦でも鈴木愛が勝利し、ピン契約選手によるW優勝となった。

【大岩龍一の優勝ギア】
1W:ピン G440 MAX (10.5°ベンタスTRレッド6X)
4W:ピン G440 MAX(17°ベンタスTRレッド7X)
4U:タイトリストGT1(20°TR HYBRID 95X)
4I:タイトリスト T200(DG MID X100)
5I~7I:ピンBLUEPRINT S(DG MID X100)
8I~PW:ピン BLUEPRINT T(DG MID X100)
50,54°:ピン S159(DG MID X100)
60°:アクシスゴルフ Z TOUR(DGツアーイシュー)
PT:ピン OSLO-C
BALL:タイトリスト Pro V1

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