ラ・リーガ第14節が11月30日に行われ、ジローナとレアル・マドリードが対戦した。
ジローナは、ここまでリーグ戦13試合を戦って2勝5分け6敗という戦績を残しており、試合開始前の時点で降格圏内の18位に沈んでいる。今後に向けて少しでも勝ち点を積み重ねたいところだった。
前節終了時点で首位に立っていたレアル・マドリードは、今節の試合を先に消化したバルセロナが勝利したため、現在は暫定2位に。首位の座を維持するには勝利が必須という、重要な試合に臨んだ。
レアル・マドリードは立ち上がりから試合の主導権を握りながらも、得点を奪えない状況が続く。42分にはキリアン・エンバペがゴールネットを揺らしたかに思えたものの、オンフィールドレビューの末に得点は取り消され、先制とはならなかった。
すると、前半終了間際の45分にジローナがリードを奪った。ドリブルで右サイドを駆け上がったウーゴ・リンコンが、ボックス手前のヴィクトル・ツィガンコフへボールを預けると、ツィガンコフはこれをボックス内に空いたスペースへ。最後はそのスペースに走り込んできたアゼディン・ウナヒが、ダイレクトでゴール右上に突き刺した。前半はジローナの1点リードで終える。
後半に入ってからもレアル・マドリードが主導権を握りつつ、ゴールは生まれないまま試合が進んでいく。それでも67分、ヴィニシウス・ジュニオールがボックス内で倒され、レアル・マドリードはPKを獲得。キッカーのエンバペが冷静に沈め、同点とした。
逆転したいレアル・マドリードは、その後も攻勢を仕掛け続ける。72分にはオーレリアン・チュアメニに代わってロドリゴが途中出場するなど、得点への姿勢を確かなものにしていった。
しかし、このまま試合は終了。レアル・マドリードはジローナと1-1で引き分け、順位を2位に落とすこととなった。なお、この試合でPKにより得点したエンバペは、今季の成績をリーグ戦14試合で14ゴールとした。
ジローナは次節、12月3日に行われるコパ・デル・レイ(国王杯)のオウレンセ(3部)戦後、12月7日にアウェイでエルチェと対戦。レアル・マドリードは次節、12月3日にアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦する。
【スコア】
ジローナ 1-1 レアル・マドリード
【得点者】
1-0 45分 アゼディン・ウナヒ(ジローナ)
1-1 67分 キリアン・エンバペ(PK/レアル・マドリード)
【動画】ジローナvsレアル・マドリード プレー集!
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