ブンデスリーガ第12節が30日に行われ、フランクフルトとヴォルフスブルクが対戦した。
フランクフルトは、ここまでリーグ戦11試合を戦って6勝2分け3敗という戦績を残し、リーグ7位につけている。直近のリーグ戦2試合では連勝しており、上位浮上に向けてここから勢いに乗りたい。これまでリーグ戦すべてに先発出場している日本代表MF堂安律は、この試合でも右サイドで先発出場を果たした。
対するヴォルフスブルクは、リーグ戦11試合で2勝2分け7敗の15位。直近のリーグ戦3試合で3連敗を喫しており、なんとか連敗から脱出したいところだった。
試合は、フランクフルトが立ち上がりから敵陣へと攻め込む展開となる。堂安は敵陣では右サイドに張り、ボールを持つと積極的にドリブルを仕掛けながらチャンスを演出していく。
その後、盛り返してきたヴォルフスブルクも徐々にチャンスを作り出したが、得点を奪うことはできず。前半はお互いにチャンスを作ったものの、0-0のまま終わった。
後半に入ると、ヴォルフスブルクはより前からプレスを仕掛け、ボール保持時はよりフランクフルトの背後を狙うような縦に早い攻撃から得点を奪いにいく。すると59分、ボックス手前でパスを受けたクリスティアン・エリクセンがミドルシュート。これはフランクフルトのGKミヒャエル・ツェッテラーに阻まれたが、跳ね返ったボールをモハメド・アムーラがすかさずシュート。しかし、これもGKツェッテラーの好セーブで得点には至らない。
後半から勢いに乗るヴォルフスブルクは67分、センターサークル付近でボールを奪うと、ヤニック・ゲルハルトがボックス右のスペースへパスを供給。オーバーラップしていたサエル・クンベディが折り返し、最後はアーロン・ツェンターが流し込んだ。
リードされたフランクフルトだが、ギアを上げたヴォルフスブルクを相手に目立ったチャンスを作れない。ところが後半アディショナルタイム4分、ヴォルフスブルクのデニス・ヴァヴロがボックス内でアルトゥール・テアテの足を踏んだとして、オンフィールドレビューの末にフランクフルトがPKを獲得。これをミシー・バチュアイが決め、土壇場でフランクフルトが追いついた。
試合はこれ以上スコアは動かずにタイムアップのホイッスルが吹かれ、フランクフルトは1-1でヴォルフスブルクと引き分けた。
次節、フランクフルトは12月6日にアウェイでライプツィヒと対戦。一方、ヴォルフスブルクは同じく12月6日にホームでウニオン・ベルリンと対戦する。
【スコア】
フランクフルト 1-1 ヴォルフスブルク
【得点者】
0-1 67分 アーロン・ツェンター(ヴォルフスブルク)
1-1 90+6分 ミシー・バチュアイ(フランクフルト)
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