バルサを牽引するリーダーの矜持「自分は口うるさい。もっと貢献できる選手たちだから要求するんだ」

 バルセロナに所属するブラジル代表MFハフィーニャが、先発復帰戦でチームを逆転勝利に導いた。29日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が同選手のコメントを伝えた。

 バルセロナは創立126周年を迎えた29日に、ラ・リーガ第14節でアラベスを『カンプ・ノウ』に迎え撃った。開始45秒でアラベスの先制を許したが、ハフィーニャがラミン・ヤマルとダニ・オルモのゴールをお膳立てして逆転成功。さらに終盤オルモが1点を加えたバルセロナは、苦しみながらも3-1で勝利した。

 ハフィーニャは試合後、「ピッチにいる間、ベストを尽くすよう心がけている。スタメンで出場できることは非常に嬉しいことだ。まだ90分間プレーできる状態ではないが、できるだけ早くその状態を取り戻せることを願っている」と自身のコンディションについて前向きな見解を示した。

 一方、チームのパフォーマンスには改善の余地があるとハフィーニャは認めた。試合後、険しい表情でベンチに座ったまま動かないハンジ・フリック監督と短く言葉を交わした様子が話題を呼んだ同選手は、指揮官の気持ちに寄り添いつつ、難しい状況でも結果を残したことが重要だと持論を展開した。

「監督は、僕たちがピッチでもっと多くのことをできたと感じている。選手としても、もっと良いプレーができることは分かっている。監督は、チームがベストの状態ではないと感じている。僕も、僕たちがベストの状態ではないと思うし、大きく改善しなければならない。今日の試合で最も重要だったのは、勝利を収めることだった。悪い点は、修正する時間がある。僕たちは最高の状態に戻り、良いプレーで試合に勝つと確信しているが、たとえ悪いプレーでも勝たなければならない試合があるなら、僕は気にしない。重要なのは勝つことだ」

 前線からの献身的なプレスが光るハフィーニャは、「フォワードが最も重要視すべきことは、強力なプレスでディフェンスを強力にサポートすることだと思う。僕が試みているのは、ディフェンスの仕事を少しでも楽にすることだ。プレスをかけ、相手チームのセンターバックのスペースを少しでも狭めて、ボールをより簡単に奪えるようにしている」とフォア・ザ・チームの理念を語る。フリック監督のスタイルを最も体現する副キャプテンは、「自分が口うるさいと感じることは多い」と認めながらも、「もっと貢献できる選手たちだと知っているから、より多くを要求する責任があるんだ。誰かがロッカールームでその役目を引き受けなければならないのなら、喜んで僕が引き受けるよ」とブラウグラナの腕章を巻く責任感を口にした。

【ハイライト動画】バルセロナvsアラベス

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