<カシオワールドオープン 2日目◇28日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7375ヤード・パー72>
国内男子ツアーも残すところ2試合。今週は、来季のフルシード権獲得がかかる最後の戦いとなる。予選ラウンドを終えて、来季のシード権を喪失した選手が出た。
来季のシード権を獲得できるのは賞金ランキング上位65人。JGTOのホームページ等に記載される賞金ランキング表では、義務試合数不足でランキングから除外される現在55位のキム・ソンヒョン(韓国)が含まれているため、実質的なボーダーラインは66位の藤本佳則となる。
圏外の73位で今大会を迎えた43歳の上井邦浩は、18ホール終了後に左手首痛で棄権し、シード喪失が決まった。「(左手首には)プレートも入っている。今年4回くらい痛み止めのステロイドを打ったけれど、もうこれ以上打てないし、打っても効かなくなっている。手首をかばおうとして、他の部分も動きがおかしくなってきているので、プレートを取る手術を考えている」と話した。
来季もレギュラーツアーを主戦場にするためには、ファイナルQT(最終予選会)を上位で突破する必要がある。しかし「手術をしたら2カ月くらい動けない。グリップの力も入らないし、クラブが握れないので、QTでのプレーはできないかな…。エントリーはしても棄権して、ツアーメンバーの最下位というランクでツアーメンバーとしては残ろうと思っている」とプランを明かした。
「もう一度、精密な検査はしますが、クラブを握れないのでプレーは無理だと思っている。何かを変えないといけないので、リスクは高いけれど手術をする方向で考えています。またツアーに戻ってこれるように、しっかりとやってきます」と、まずはプレーできる状態に戻すことを最優先に据える。
ランキング68位で大会を迎えた杉原大河もシード喪失者のひとり。2021年にプロ転向し、QT43位の資格で挑んだ2023年は賞金ランク36位に入り初シードを獲得した。今年はこれまで21試合に出場し、予選落ちが8試合。トップ10入りは「〜全英への道〜ミズノオープン」での5位のみと、悔しいシーズンを過ごした。
予選通過ラインのトータル3アンダーまであと一打の位置で最終ホールを迎えたが、10メートルのバーディパットはカップを1.5メートル通り過ぎ、腰に手を当ててうつむいた。返しを入れてパーフィニッシュとなり、トータル2アンダー・66位で決勝ラウンド進出を逃した。
ホールアウト後は悔しさをにじませ、「単純に力不足なので、練習しかないと思っています。全体的なレベルアップは絶対必要かなと。(シード落ちは)今は実感がないので…。後から(シード落ちの実感は)来ると思うので、そのとき考えます。今は話せることはないですね…」と胸中を語った。来季の出場権獲得を目指し、2022年以来となるファイナルQT(12月9日~12日/千葉県・千葉夷隅GC)に再び挑戦する。(文・高木彩音)
【シード喪失確定選手】※()内は大会開催前の賞金ランク
杉原大河(68位)
上井邦浩(73位)
平田憲聖(82位)※来季は米国男子ツアーに出場
杉山知靖(84位)
J・パグンサン(105位)
中島啓太(欧州ツアー主戦場のため今季は出場なし)
【その他の資格保持者のうち来季出場資格喪失選手】
木下裕太:2023年「バンテリン東海クラシック」優勝の資格で出場(92位)
ヤン・ジホ:2023年「ハナ銀行インビテーショナル」優勝の資格で出場(124位)
J・クルーガー:2023年『長嶋茂雄セガサミーカップ』優勝の資格で出場(100位)
海老根文博:昨年QTランク1位の資格で今季出場(123位)
谷口徹:生涯獲得賞金上位25位内(3位)の資格を使用し出場(136位)
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