チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、アーセナル(イングランド)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。
悲願のCL初制覇に燃えるアーセナルは、これまでリーグフェーズで4連勝と好調を維持。さらに、CLでの4試合で無失点と鉄壁の守備を誇っているほか、総得点数も「11」と攻守両面でハイレベルなパフォーマンスを発揮し、リーグフェーズ2位につけている。
そのアーセナルと同じくCLで4連勝しており、総得点「14」を叩き出しているバイエルン。第4節では、昨季のCL覇者であるパリ・サンジェルマン(フランス)を相手に前半終了間際に退場者を出しながら、2-1で勝利。リーグフェーズ首位に立っている。なお、伊藤洋輝はベンチスタートとなった。
共にCL無敗を維持し、国内リーグで首位に立つ両チームによる一戦は、立ち上がりから局面が激しく入れ替わる展開となる。スコアが動いたのはセットプレーからだった。22分、アーセナルの右CKという場面でキッカーのブカヨ・サカが蹴ったボールをユリエン・ティンバーがヘディングでゴール。アーセナルが得意のセットプレーから先制点を奪った。
しかし、1点ビハインドを背負ったバイエルンは32分、ジョシュア・キミッヒがセンターサークル左からボックス内右へロングパスを供給。これを抜け出していたセルジュ・ニャブリがワンタッチで折り返し、17歳レナート・カールがダイレクトでゴールを決めてみせた。
再びリードを奪いたいアーセナルだったが、36分にアクシデント発生。レアンドロ・トロサールがピッチに座り込んでしまう。その後、プレー続行は不可と判断され、38分にノニ・マドゥエケが途中出場した。それからは両チーム共に得点は生まれず、前半は1-1で折り返した。
後半からアーセナルはより積極的にハイプレスを仕掛け、チャンスを多く演出していくが、最後の最後でゴールを決め切れないという展開が続く。しかし69分、遂にアーセナルがスコアを動かす。アーセナルが敵陣でボールを奪うと、途中出場のリッカルド・カラフィオーリが左サイドの敵陣深くからクロス。これをマドゥエケが押し込んだ。
止まらないアーセナルは77分、自陣での混戦からボールを回収すると、エベレチ・エゼがロングフィードを供給。これに反応していたガブリエウ・マルティネッリが飛び出していたGKマヌエル・ノイアーと入れ替わり、がら空きのゴールに向かってシュートを流し込んだ。
試合はこのまま終了。アーセナルが3-1でバイエルンに勝利し、リーグフェーズ首位に浮上した。
次節、アーセナルは12月10日にアウェイでクラブ・ブルッヘ(ベルギー)と対戦。バイエルンは12月9日にホームで日本代表MF守田英正を擁するスポルティング(ポルトガル)と対戦する。
【スコア】
アーセナル 3-1 バイエルン
【得点者】
1-0 22分 ユリエン・ティンバー(アーセナル)
1-1 32分 レナート・カール(バイエルン)
2-1 69分 ノニ・マドゥエケ(アーセナル)
3-1 77分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
【ハイライト動画】アーセナルが完勝で首位浮上! vsバイエルン
関連リンク
