リヴァプールが“アンフィールド”で4失点完敗…PSV、G・ティルの勝ち越し弾&ドリウィシの2得点で快勝

 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節が行われ、リヴァプール(イングランド)とPSV(オランダ)が対戦した。

 リヴァプールはアルネ・スロット監督体制2年目の今季、正念場を迎えている。9日に行われたプレミアリーグ第11節でマンチェスター・シティに敗れると、続く第12節では本拠地『アンフィールド』でノッティンガム・フォレストにまさかの完敗。第4節ではレアル・マドリード(スペイン)に勝利したものの、現在は暗雲が垂れ込めている。この一戦を、復調への足掛かりとできるか。なお、遠藤航はベンチから出番を待つことになった。

 対するPSVはCLの4試合を戦って勝ち点「5」。今後はアトレティコ・マドリード(スペイン)やニューカッスル(イングランド)、そしてバイエルン(ドイツ)と難敵との試合が続くだけに、勝ち点「3」を持ち帰りたいところだった。

 試合は立ち上がりの5分、PSVの左CKという場面でフィルジル・ファン・ダイクがハンドをしたとして、アウェイチームがPKを獲得。これをイヴァン・ペリシッチが冷静に沈め、敵地で先制点を奪った。

 いきなりビハインドを背負うことになったリヴァプール。それでも16分、センターサークル付近でセカンドボールを回収し、アレクシス・マック・アリスターが左に張っていたコーディ・ガクポに展開。ガクポはドリブルを仕掛けてボックス内に侵入してシュートを放った。これはGKマチェイ・コバールに阻まれたが、ドミニク・ソボスライがこぼれ球を左足で冷静にゴールを決め切った。

 後半に入って迎えた56分、次の1点をPSVが奪った。DFラインからパスをつないでいき、左サイドのマウロ・ジュニオールがドリブルでボールを持ち運び、相手DFラインの間を縫うように低い弾道のアーリークロス。これをフース・ティルが右足ダイレクトでゴール右上にシュートを突き刺した。

 さらにPSVは73分、イブライマ・コナテがバウンドしたボールの目測を誤ったところを見逃さなかったリカルド・ペピがドリブルでボックス内までボールを持ち運び、右足を一閃。このシュートは左ポストに直撃したものの、跳ね返ったところをコーヘイプ・ドリウィシが押し込み、PSVがリードを2点差に広げた。

 後半アディショナルタイム1分にも、PSVがカウンターの流れから最後はドリウィシがこの試合2得点目を決め、リードを3点差に。試合はこのまま終了し、PSVが4-1でリヴァプールに勝利した。なお遠藤航に出場機会は訪れなかった。

 次節、リヴァプールは12月9日にアウェイでインテル(イタリア)と対戦。PSVは12月9日にホームでアトレティコ・マドリード(スペイン)を迎える。

【スコア】
リヴァプール 1-4 PSV

【得点者】
0-1 6分 イヴァン・ペリシッチ(PK/PSV)
1-1 16分 ドミニク・ソボスライ(リヴァプール)
1-2 56分 フース・ティル(PSV)
1-3 73分 コーヘイプ・ドリウィシ(PSV)
1-4 90+1分 コーヘイプ・ドリウィシ(PSV)

【ハイライト動画】まさかの4失点… リヴァプールvsPSV

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