スポルティングを率いるルイ・ボルジェス監督が日本代表MF守田英正の現状について言及した。25日、クラブの公式サイトが同指揮官のコメントを伝えている。
現在30歳の守田は今シーズン、スポルティングでの4年目に突入。過去2シーズンはクラブのプリメイラ・リーガ制覇に貢献する活躍を見せているものの、今季は序盤戦のケガの影響もあり、出番がやや減少。ここまで公式戦15試合出場で732分のプレータイムとなっている。
守田の現行契約は2026年6月までと今シーズン限りで満了となることから、退団の噂が浮上。ボルジェス監督も「契約満了が迫っており、多くの人が彼について話すのは当然のこと」と語り、ポルトガルメディア『A Bola』も同選手との契約更新を目指す動きから方針を転換し、退団を見据えて後釜の確保を検討していると伝えている状況だ。
しかし、守田は23日に行われたタッサ・デ・ポルトガル4回戦のマリンヘンセ戦で今シーズン初のフル出場を記録。徐々に本来の姿を取り戻すことが期待されるなか、ボルジェス監督は、「彼は日々の生活に満足しており、大きく成長している」と守田の現状について言及。さらに「フィジカル面では改善すべき点を理解し、対応力も増している。彼は私が心から尊敬する選手の一人だ」と語ると、次のように言葉を続け、守田の人間性を称賛している。
「彼と敵として対戦した時には驚かされたし、ここに来てからもずっとそのように言っている。彼は人間としても心から尊敬する人だ。非常に素晴らしい人格の持ち主であり、シーズン通して重要な存在になることは間違いないよ」
スポルティングは11試合が消化したリーグ戦で、首位ポルトと勝ち点差「3」の現在2位。UEFAチャンピオンズリーグでは2勝1分1敗でプレーオフ進出圏内の暫定14位に位置している。
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