11月21日に行われたステップ・アップ・ツアー「京都レディースオープン」の最終ラウンドで下された裁定について、26日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)がホームページ上で詳細を報告した。経緯や裁定内容、関連規則が記載されている。
同大会は最終日にトータル7アンダーで並んだ藤井美羽と黄アルム(韓国)の2選手によるプレーオフにより優勝の行方が決まる展開となった。一時はアルムの優勝で決着したかに見えたが、その後アルムのクラブ規定違反(14本の制限)が発覚。これにより、プレーオフ1ホール目に2打罰が加えられ、藤井の優勝が決まった。
今回掲載された文書には、プレーオフを終えた両選手はマスター室前に戻り、クラブ確認を実施したところ、アルムのキャディバッグにアルム所有ではないクラブが1本多く入っていることが判明。キャディから入れ間違いがあったことを確認したことなどが記されている。
この裁定を受け、アルムは24日に自身のSNSに直筆の手紙を投稿。「該当選手が異議を提訴、また納得がいかないという発言にも、協会側は証拠集めや何の行動(例:ビデオ判定など)も行わず一方的に通報した」など、悔しい胸の内を明かしていた。
また、プレーオフで対戦した藤井美羽も自身のインスタグラムで「本当に気持ちが複雑で、こういう形になってしまって正直胸が痛いです」など心境をつづっている。
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