シンガポールのLCC、スクートが日本路線を大幅に拡充します。沖縄、そして羽田へ新規就航するほか、新サービスも導入。その戦略と利用者にとってのメリットとは何でしょうか。
羽田・沖縄へ新規就航 札幌線も増便
シンガポールのLCC(格安航空会社)であるスクートが、日本市場での事業拡大戦略を発表しました。2025年9月1日にスクート日本社長に就任した安武秀敏氏が登壇し、今後の路線拡充や新サービスについて説明しました。
今回の発表の目玉は、沖縄(那覇)と東京(羽田)への新規就航です。まず沖縄線は、2025年12月15日に就航。月・水・日曜の週3便で運航を開始します。機材はエアバスA321neoを使用し、海外からのインバウンド需要だけでなく、日本からのアウトバウンド需要の創出も目指します。
続いて羽田線は、2026年3月2日に日本発の初便が就航予定です(シンガポール発は3月1日)。こちらは毎日1便のデイリー運航となります。出発時間は深夜0時15分と、仕事終わりの出発にも便利なスケジュールです。羽田発のLCCはまだ少なく、価格面での優位性もアピールしています。シンガポールには朝8時30分に到着するため、到着日から時間を有効活用できるのもポイントで、シンガポールから先のほとんどの乗り継ぎ便に接続可能となり、これまでアクセスしにくかった目的地への旅行も便利になるとのことです。
また同社では、乗り継ぎ時に同一予約であれば、出発地で預けた荷物は最終目的地で受け取れる「スルーチェックイン」に対応。出発4時間前まで変更手数料なしでフライト日時を無制限に変更できる「予約変更・キャンセルオプション」を導入するなどの特徴があるとしています。
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