直近の公式戦11試合で8敗…リヴァプール指揮官が語る“予想外”の大不振「言い訳は見つからない」

 リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が不振脱却への意気込みを示した。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 シーズン開幕前、プレミアリーグ連覇を目指す“王者”リヴァプールがここまで苦戦するとはいったい誰が予想しただろうか。滑り出しは順調だった。開幕節でボーンマスとの撃ち合いを制すと、第3節では優勝争いのライバルであるアーセナルに完封勝利。不安定なゲーム運びや失点の多さなどの課題点も浮き彫りになっていたが、土壇場で勝ち切る勝負強さが光り、無傷の開幕5連勝を達成した。

 しかし、第6節クリスタル・パレス戦での今シーズン初黒星を機に歯車が狂い始める。ガラタサライ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドに敗れて約11年ぶりの公式戦4連敗を喫すると、フランクフルト戦の快勝を挟み、ブレントフォードに競り負けリーグ戦4連敗。その後、アストン・ヴィラとレアル・マドリードを下して調子を取り戻したかに思われたが、第11節マンチェスター・シティ戦と第12節ノッティンガム・フォレスト戦は0-3の完敗となった。

 プレミアリーグでは12位に低迷し、首位アーセナルとの勝ち点差は早くも「11」に。チャンピオンズリーグ(CL)とカラバオカップを含めると、直近の公式戦11試合で8敗を喫している。夏の移籍市場で4億ポンド(約800億円)以上を投じる超大型補強を敢行しながらも、不振に喘ぐ現状についてスロット監督は次のようにコメントしている。

「リヴァプールはもちろんのこと、私が働く予定だったどのクラブでもこんなことはなかった。信じられない。このようなパフォーマンスへの言い訳はいくら探しても見つからないだろう。クラブにとっても、私にとっても、誰にとっても予想外のことだ」

 まだシーズンは序盤戦。想定外の苦戦を認めたスロット監督は「私は困難に立ち向かうのに最適なクラブで仕事をしている。このようなクラブは困難に直面すればするほど、結束を強め、これまで常に成し遂げてきたことを再び達成することができると思っている」と強調した。

 リヴァプールは現地時間26日のCLリーグフェーズ第5節で本拠地『アンフィールド』にPSVを迎える。不振脱却の糸口を掴むことはできるだろうか。

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