米国女子ツアーは、先週の「CMEグループ・ツアー選手権」で、1月30日に初日を迎えた開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」から全32試合(中止1試合)の長いシーズンを終えた。世界ランク1位のジーノ・ティティクル(タイ)が、年間最優秀選手賞などタイトルを総ナメ。また400万ドル(約6億2000万円)という超高額の優勝賞金も話題になった。
ティティクルは、これで今季獲得賞金を757万8330ドル(約11億8220万円)とし、自身がもつツアー記録を更新。夢のような額でダントツの“賞金女王”となったが、では13人が参戦した日本勢はどれくらい稼いだのか?
日本勢トップは山下美夢有の354万5888ドル(約5億5300万円)。これはツアー3位の成績だ。優勝した8月の「AIG女子オープン」で146万2500ドル(約2億1500万円)を稼ぎだすなど、25試合に出場し2勝含めるトップ10入り12度。予選落ちもわずか2試合と、米1年目で日本時代と変わらぬ安定感を見せ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。日本ツアーでの最高賞金は女王になった2022年の2億3502万967円で、軽く2倍を超える“収入”を得たことになる。
賞金ランク4位に続いたのは竹田麗央の289万6319ドル(約4億5182万5764円)。こちらもルーキーイヤーながら1勝を挙げたほか、2位になった「全米女子オープン」で105万2621ドル(約1億5187万円)を稼いだのも大きい。
4月の「シェブロン選手権」を制した西郷真央は253万4996ドル(約3億9545万円)でランク7位。岩井千怜もトップ10入りとなるランク10位で178万174ドル(約2億7770万円)を獲得した。6度のトップ10入りを果たした勝みなみは、未勝利ながら170万7091ドル(約2億6630万円)を記録したというのもすごい。
賞金ランク20位の畑岡奈紗は「TOTOジャパンクラシック」優勝などで157万9999ドル(約2億4647万円)。同23位の岩井明愛は152万8618(約2億3846万円)、同41位の古江彩佳も102万2843ドル(約1億5956万円)と、ゆうに1億円を超えてくる。
以下、44万4426ドル(約6933万円)で67位の渋野日向子、42万2956ドル(約6598万円)で68位の吉田優利、39万1937ドル(約6114万円)で71位の馬場咲希、16万2853ドル(約2540万円)で113位の西村優菜、8万760ドル(約1259万円)で138位の笹生優花と続く。
実に2億円超えが7人という稼ぎっぷり。今季、優勝者6名を出し日本勢最多記録を打ち立てた活躍ぶりが、その金額からも伝わってくる結果になった。
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