【ワシントン時事】ベセント米財務長官は25日、CNBCテレビとのインタビューで、米中両首脳が2026年中に国賓訪問や多国間会議を通じ、計4回の対面会談を行う可能性があると指摘した。また、「台湾に関する米国の立場に変わりはない」と強調した。
ベセント氏は、米中首脳が10月の韓国での会談で、中国によるレアアース(希土類)輸出規制の1年延期などで一致したことを受け、貿易戦争の「休止期間」を手にしたと説明。両首脳が今月24日にも電話会談したことに触れ、「最高レベルでこうした電話ができれば悪いことは起こらない。首脳間の関係には非常に満足している」と語った。
また、米中両国は「常にライバルだ。それは当然なことだ」と指摘。その上で、対面会談は「両国の関係に大きな安定をもたらす。米国民や世界経済にとって良いことだ」と強調した。
〔写真説明〕トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=10月30日、韓国・釜山(AFP時事)

