前人未到となる6度目のサモラ賞…“史上最高の守護神”の称号を手に入れたオブラクの次なる野望「もう1つ獲得したい」

 アトレティコ・マドリードに所属するGKヤン・オブラクが、史上最多6度目となる『サモラ賞』を受賞した喜びを語った。24日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ヤン・オブラクが、“ラ・リーガ史上最高の守護神”の称号を手に入れた。1929年のリーグ創設と同時に誕生した『サモラ賞』は、そのシーズンにおける1試合あたりの平均失点数が、最も少ないゴールキーパーに贈られる賞だ。歴史上において、これまでに56人の守護神が栄誉を勝ち獲ってきたなか、昨シーズンは、オブラクが1試合平均0.83失点で、6度目となる受賞を果たした。振り返れば、レコード記録(0.47失点)での初受賞となった、2015-16シーズンを皮切りとした4連覇に、2019-20シーズンのリーグ優勝とともに獲得した5つ目で、最多受賞回数(アントニ・ラマレッツ氏とビクトル・バルデス氏)に並んでいた。そして今回、4年ぶりに奪還したロヒブランコスの“13”は、ついに前人未到の領域に足を踏み入れたのだ。

 そんなオブラクは、24日に行われた授賞式に参加。「とても嬉しい」と喜びを口にした守護神は、「ただ、6個で終わらないことを願っている。もう1つ獲得したいんだ」と7度目の受賞にも意気込みを示した。

 またオブラクは、ディエゴ・シメオネ監督ならびにチームメイトに対して、「まず、この機会を与えてくれたことに感謝したい」と深甚。続けて、「チーム全員が、このトロフィー獲得に貢献してくれた。最少失点というのは、決してひとりでは達成できなかったもの。みんなの支えがあったからだ。これは個人ではなく、チームのタイトルだよ」と胸中を明かしている。

 マドリード市長のホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ氏が、「アトレティコのシーズンチケットを賭けてもいいが、今後、サモラ賞を6度も受賞するようなGKは現れないだろう」と語ったように、まさに“生ける伝説”となったオブラク。この記録は、さらに伸びるのだろうか。今シーズンの同賞争いにも注目だ。

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