ヴィニシウスとシャビ・アロンソ監督に確執?…金銭面でも折り合いつかず契約延長交渉は停滞か

 レアル・マドリードとブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長交渉は停滞しているようだ。24日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 2018年夏に母国の名門フラメンゴから加入したヴィニシウスは、ここまで公式戦通算339試合出場111ゴール87アシストという成績を収め、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含む数々のタイトル獲得に貢献。レアル・マドリードは2027年6月30日までとなっている契約期間の延長に向けて、今年1月から交渉に臨んでいるが未だ合意に達しておらず、契約満了までおよそ1年半となっている。

 報道によると、レアル・マドリードは今年初め、年俸を2000万ユーロ(約36億円)程度に増額するオファーを提示したものの、ヴィニシウスの代理人はボーナス含めて最大3000万ユーロ(約54億円)となる条件を要求したとのこと。こうした財政的な問題に加え、現在では同選手とシャビ・アロンソ監督との確執が深まっており、契約延長交渉は暗礁に乗り上げているようだ。

 ヴィニシウスはレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長に対し、指揮官との関係性悪化を理由に現時点で契約延長の意思がない旨を伝えた模様。一方、クラブ側としてはヴィニシウスの活躍によってトップチームが好成績を収め続ければ、シャビ・アロンソ監督との関係性が改善され、契約延長交渉も軌道に乗ると見込んでいるという。

 なお、ヴィニシウスは今シーズンここまで公式戦17試合に出場し5ゴール4アシストをマークしているが、途中交代を命じられたり、ベンチスタートとなることもしばしば。先月下旬に行われたラ・リーガ第10節、バルセロナとのエル・クラシコでは途中交代を告げられた際に怒りを露わにし、シャビ・アロンソ監督と握手することなくロッカールームへ直行。その後、ベンチに戻ったものの、ピッチを去る際には「いつも僕だ。もうこんなチームが出ていってやる」などと発言し、物議を醸していた。

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