日本本土の最北端(北方領土を除く)、北海道・稚内市には「日本最北の鉄道駅」として知られるJR稚内駅があります。実はその構内や設備はほかの駅とは少し異なる独特のものとなっています。実際に訪れてみました。
1日7本が運行
日本本土の最北端(北方領土を除く)、北海道・稚内市には「日本最北の鉄道駅」として知られるJR稚内駅があります。最北端の駅といえば多くの鉄道ファンにもおなじみですが、その構内や設備はほかの駅とは少し異なる独特のものとなっています。実際に訪れてみました。
まず目を引くのは、駅舎の外に敷かれた短いレールと、「日本最北端の線路」と刻まれた石碑です。これは旧駅舎時代の終点部分をそのまま残したもので、現在の4代目駅舎が2011年に完成した際にモニュメントとして整備されたものです。駅舎内からは、ガラス越しに現在の最北端となる線路の終端を間近に見ることもできます。
この稚内駅、時刻表を見ると発着する列車は1日わずか7本(※ダイヤ改正により変動あり)。にもかかわらず、駅舎は都市型のターミナル駅並みに充実しているのが特徴です。構内にはコンビニ「セイコーマート」や土産物店、レストラン、地域交流センター、さらには映画館まで併設されています。これは、同駅が複合施設「キタカラ(KITAcolor)」と一体となって整備されており、鉄道駅であると同時にバスターミナルや地域の交流拠点としての役割も担っているためです。
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