ミランでの通算100勝達成! アッレグリ監督、“ミラノ・ダービー”を振り返る「喜ぶのも大事だが、改善すべき点も多い」

 ミランを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、インテルとの試合を振り返った。23日、イタリアメディア『スカイ』がコメントを伝えている。

 セリエA第12節が22日に行われ、ミランは『サン・シーロ』でインテルと激突。試合は超リーム共に無得点で迎えた54分、クリスティアン・プリシッチの得点でミランが先制した。対するインテルも74分にPKを獲得したが、ハカン・チャルハノールのショットをGKマイク・メニャンがストップ。このままスコアは動かず、ミランが1-0で“ミラノ・ダービー”を制した。この結果、ミランは首位ローマとの勝ち点差『2』の2位に浮上している。

 試合後、アッレグリ監督は『DAZN』に「素晴らしい勝利だ。見ごたえのある試合だった。最初の15分は少しプレッシャーに気圧されていたが、そのあとはプレーがよくなった。ただ、ファイナルサードではもっと良い判断ができたはずの場面が4、5回あった」とコメント。「後半に得点したあと、しっかりと守備ができていた」としつつ、「土曜日にはラツィオとの難しい試合が控えている。今日の結果を無駄にしないために、良いパフォーマンスを発揮しなければいけない。バランスが重要なんだ。喜ぶのも大事だが、改善すべき点も多い」と、勝利の喜びを口にしながら、早くも次戦を見据えた。

 今季のミランはナポリ、ローマ、そしてインテルに勝利し、ユヴェントスには引き分けるなど強敵との対戦で勝ち点をつかみ取ってきたが、ピサやパルマ・カルチョなど、戦力で下回る相手に勝ち点を取りこぼすことも多い。

 アッレグリ監督は、「この試合はシーズン序盤から続く我々の傾向を裏付けるものだった。主導権を我々が握るべき時間帯で、それができたときもあればできなかったときもある。その結果、パルマ戦やピサ戦、クレモネーゼ戦では2失点している。ハイレベルな試合では集中力を維持しなければならず、おのずと守備も良くなり、アグレッシヴにプレーできる。下位相手との試合でこそ、もう1段階上のプレーをしなければならない。そういう試合で我々は脆くなりがちだ」と、チームが今後どう戦っていくべきかを述べた。

 なおデータサイト『Opta』によると、アッレグリ監督はミランの監督として通算100勝に到達したとのこと。カルロ・アンチェロッティ現ブラジル代表監督やネレオ・ロッコ氏、ファビオ・カペッロ氏、ステファノ・ピオリ氏、ニルス・リードホルム氏、アリゴ・サッキ氏に続いて、“ミラノ・ダービー”でクラブ史上7人目の偉業達成となった。

【動画】今季最初の“ミラノ・ダービー”! ミランvsインテル

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