宿敵アーセナルに完敗…指揮官が謝罪「事実から背を向けたくない。デュエルも強度も不十分だった」

 トッテナム・ホットスパー(スパーズ)を率いるトーマス・フランク監督が、“ノースロンドン・ダービー”での敗戦を謝罪した。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。

 首位を快走するアーセナルと敵地で対戦したが、今夏の移籍市場で取り逃がしたエベレチ・エゼのハットトリックを許すなど、4失点で完敗。リチャーリソンが1点を返したものの、ゴール期待値(xG)は今季プレミアリーグで最低の「0.07」だった。

 フランク監督は試合後『スカイスポーツ』に対し、「とてもお粗末だった。私はその事実から背を向けたくない。このパフォーマンスについて、私たちはただファンに謝罪することしかできない」と語り、敗戦の弁を述べた。

「ひどいパフォーマンスだった。このチームからはたくさんの個性も闘志も見てきた。だが、十分にデュエルに勝つことができていない」

 3バックで試合に入ったが結果は失敗。ハーフタイムでの変更も実らなかった。フランク監督は「私はどんなときも、私の選択に責任を持つ」としつつも、「私の視点からは、私たちのフォーメーションに関係なく、決定的な場面においてデュエルも強度も不十分だった。それでは試合に勝つのは難しくなってしまう」と、根本的な部分で宿敵に負けていたと認めた。

 守護神のグリエルモ・ヴィカーリオも「僕たちは毎日僕たちをサポートしてくれる人々に謝らなければならない。彼らは僕たちが闘うところを期待していたが、今日の僕たちは闘っていなかった。弁解できるものではない。受け身すぎた。僕たちが準備してきたゲームプランではなかった。感情は高まっていたが、冷静な頭が必要だ」と、不甲斐ないパフォーマンスを謝罪した。

 フランク監督は「改善のため懸命に働くことは継続的なテーマだ。最大のライバルに酷い負け方をした。それはきっと雑音になるだろう。だが、私たちはノイズを払い除けて集中を続けなければならない。私は、このチームが戦えることを知っている」と語り、山積みの課題を一つずつ片付けていく決意を示した。

 スパーズの次戦は26日に行われ、チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン(PSG)と敵地で対戦する。

【ハイライト動画】アーセナルvsスパーズ

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