川崎フロンターレは23日、GK安藤駿介の今シーズン限りでの現役引退を発表した。
現在35歳の安藤は、川崎フロンターレの下部組織出身で2011年5月にトップチームデビューを果たした。その後は湘南ベルマーレへ1年間のレンタル移籍を経験し、公式戦10試合に出場。復帰後は出場機会に恵まれなかったがサブGKとして役割を全う。17年間、プロキャリアを続けることになった。
安藤はクラブの公式サイトを通じて、以下のようにコメントを発表。これまでの感謝の言葉を綴っている。
「コンディション面ではまだプレーを続ける選択肢もありましたが、フロンターレ以外でプレーする自分を想像することができず、契約満了を迎えるこのタイミングで引退することを決めました。アカデミー時代から数えると23年間、トップチームでは17年間、同じクラブでプレーできたことを心から誇りに思っています。17年間という時間は長く感じますが、必死に走り続けてきたからこそ、振り返ればあっという間でもありました」
「ここまでの道のりには本当にさまざまな出来事があり、とてもこの場だけでまとめられるものではありません。長い間プロとしてプレーを続けることができたのは、何より人と環境に恵まれたおかげです。クラブ関係者の皆様、一緒に戦ってきた仲間、そしてどんなときも支えてくださったファン・サポーターの皆様に、心より感謝いたします。あらためてお話しする機会があると思いますので、今日は簡単なご報告に留めさせていただきます」
「また、湘南ベルマーレに関わる皆様。2013年の1年間がなければ、ここまで長くプロ生活を送ることはなかったと思います。当時、チームに貢献することはできませんでしたが、自分にとって欠かすことのできない時間の一つです。本当にありがとうございました!」
「最後になりますが、シーズンはまだ続いています。最後までケガなく、チーム一丸となって戦う姿勢に変わりはありません。残り2試合も、引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。23年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました」
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