キャリアハイから1年…川﨑春花はプロ転向後初のシード喪失 4年ぶりQTへ「不安はない」

<大王製紙エリエールレディス 最終日◇23日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6595ヤード・パー71>

年間3勝を挙げ、キャリアハイとなるメルセデス・ランキング(MR)9位で終えたシーズンからわずか1年。22歳の川﨑春花はMR75位でシーズンを終え、プロ1年目の2022年から手にしてきたシード権を喪失した。
池に落とした3番パー3で“+4”を叩くなど、最終日も低迷した今季を象徴するような一日になった。今季ツアーでのラストラウンドは「74」と3つ落とし、トータルイーブンパー・34位タイで終戦。「いいショットもあったし、もう少し頑張りたかったです」と唇をかむ。

女王候補のひとりにも挙げられた今季だったが、不倫スキャンダルにより春先の試合を“自粛”。今季初戦は開幕から6試合目の4月「KKT杯バンテリンレディス」だった。そこからの5試合で4試合予選落ちと、なかなか状態も上がらず。8月の「北海道meijiカップ」は9位になったが、結果的にこれが唯一のトップ10入りになってしまった。

「最後になって少しだけ良くなったので仕方ないかな」と、シーズン中にピークに持っていくことはかなわず。「いいショットも悪いショットもあったけど、悪いショットが大きなミスになる」と、もがく1年になってしまった。「全部ですけど、スイングをもう少し安定させたい。アプローチも。全部ですね」。潰すべき課題は多い。

初優勝した22年の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」の権利で3年間の複数年シードを保有するが、その行使については「まだ分からない」。あくまでも12月2日からの最終QT(茨城・宍戸ヒルズCC)に参加し、そこで来季出場権を手にするのが既定路線だ。「やることが自分のなかで明確なので、あまり不安はないです」。“切り札”を残せるよう、レギュラーツアー返り咲きのための調整を進めていく。

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