リヴァプールに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが、“番犬”として高額のドーベルマンを購入したようだ。21日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在26歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。ドルトムントやヴィレムII、レアル・ソシエダでのプレーを経て、2022年夏にニューカッスルへと加入した。昨シーズンは公式戦42試合出場27ゴール6アシストを記録し、今夏にプレミアリーグ史上最高額の1億2500万ポンド(約255億円)でリヴァプールへ完全移籍。しかし、新天地で迎えた今季は公式戦8試合の出場で1ゴール1アシストの成績にとどまっている。
クラブでの不調を引きずるかのように、スウェーデン代表でも満足なパフォーマンスを見せられていないイサク。同国代表はUEFAネーションズリーグ(UNL)のランキングによりFIFAワールドカップ26欧州予選・プレーオフへ駒を進めたものの、グループBを未勝利の最下位で終えるなど、苦戦を強いられた。
そんなイサクは、欧州予選での不調から約2カ月前に殺害予告を受けていた。開幕から2試合消化時点で未勝利となっていたスウェーデン代表に対し、一部ファンの怒りが爆発。複数の選手にSNS上で悪質な殺害予告が寄せられ、スウェーデンサッカー協会は「一線を越えている」と強く非難し、約10件が警察に通報された。
そうしたなか、イサクが3万ポンド(約620万円)を投じ、高度な訓練を受けたドーベルマンを迎え入れた模様。イサクは『Phoenix Dogs』という専門業者から“番犬”を購入したという。同社はイサクの新たな愛犬を『内面も外見も美しい』『本物のドーベルマンの資質を備えた素晴らしい存在』と紹介。SNSに投稿された犬の写真には、イサクのアカウントがタグ付けされている。
近年は複数のサッカー選手が強盗被害に遭っており、マーカス・ラッシュフォード(バルセロナ)、カイル・ウォーカー(バーンリー)、ジャック・グリーリッシュ(エバートン)らも訓練された“番犬”を所有している。頼れる用心棒を招き入れ、ピッチ外での身の安全を確保したイサクは、ピッチ内で本領を発揮することができるのだろうか。
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