タイトル争いを熟知するグアルディオラ監督、「今が真の意味でシーズンのスタート」と語った理由は?

 マンチェスター・シティは22日、プレミアリーグ第12節でニューカッスルの本拠地『セント・ジェームズ・パーク』に乗り込む。マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、同試合の前日会見に出席し、タイトル争いの行方について言及。イギリスメディア『スカイスポーツ』が21日、同監督のコメントを伝えた。

 マンチェスター・シティは前人未到のプレミアリーグ4連覇を果たした後、昨季はタイトルをリヴァプールに譲り、今季は“覇権奪還”を掲げてシーズンをスタートさせた。前節終了時点での成績は7勝1分3敗の勝ち点「22」。首位を走るアーセナルを勝ち点差「4」で追っている。

 次節のニューカッスル戦は、インターナショナルマッチウィーク明けの初陣となるが、グアルディオラ監督は「シーズンには2つの重要な局面がある。1つは夏の移籍市場が閉まった後。もう1つは、11月のインターナショナルマッチウィーク終了後だ」と発言。指揮官はその理由を次のような言葉で説明し、マンチェスター・シティが今季のプレミアリーグのタイトルを争うため、非常に重要な数カ月間として捉えていることを明らかにした。

「今はインターナショナルブレイクが終わり、次の代表戦は3月までない。つまり、我々は3月まで、ほぼほぼ3〜4日間に1度のペースで試合に臨む」

「今こそ、本当の、真の意味でのシーズンのスタートだ。重要なのは首位に立つこと、それが叶わなくとも、狙える位置に食い込むことだ。シーズンが終盤に差し掛かった時、優勝のチャンスを残すことこそが1番の目標となる。明日のニューカッスル戦は、そのための重要な第一歩だ」

 また、グアルディオラ監督は、22年ぶりの戴冠を目指すアーセナルについて、「まったくもって隙がない。それは今季に限った話だけでなく、これまでの数シーズンもそうだった」とコメント。「我々が過去にリヴァプールとタイトルを争った時の感覚に似ている。おそらく、彼らは不必要に勝ち点を落とさないだろう。もし、この重要な時期に、ひっくり返すのが不可能なほどの差をつけられてしまった場合、終盤戦で追いつくのは難しい。昨季のリヴァプールのようにね」と話すと、“追う側”のチームとして、「信じられないほどのプレッシャーをかけなければならない。差があまりにも開いていると、プレッシャーとすら感じないだろう」と宣言した。

 一方で、グアルディオラ監督は3月のインターナショナルマッチウィークまでの約4カ月間を非常に重視しているものの、「今が11月であることも忘れてはならない」と主張。「11月ではまだ何も決まっていない。2月や3月になれば、嫌でも見えてきてしまうのもだが、今はシーズンの前半戦にすぎないんだ」と言葉を続け、過度な気負いは避けながら、重要な局面へ挑む姿勢を明らかにした。

【ハイライト動画】マンC、代表ウィーク前にはリヴァプールに3発完勝

externallink関連リンク

●マンCがフォーデンとの契約延長交渉を開始へ?…生え抜きの25歳、現行契約満了まで約18カ月●元マンCのフェルナンジーニョが現役引退「すべてやり遂げた」 5度のプレミアリーグ優勝などに貢献●リヴァプールに痛手…ヴィルツ&ブラッドリーが負傷、フリンポンも不在の中で右SBのチョイスは?●今季最初のノースロンドン・ダービーを前に負傷者続出…ギェケレシュやクドゥスら出場不透明●鎌田大地所属のパレス、“主砲”マテタと契約延長交渉中か…現行契約は2027年夏まで
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)