“10”の定めを受け入れるヤマルだが…アルバは「メッシと比べるのは難しい。彼に並べるものはいない」

 インテル・マイアミに所属する左サイドバック(SB)ジョルディ・アルバが、“盟友”であるFWリオネル・メッシについて語った。

 バルセロナの“黄金時代”を生きた、ジョルディ・アルバとリオネル・メッシ。左サイドを駆け上がったアルバの折り返しを、中央のメッシが決める。在りし日のブラウグラナを象徴する得点パターンだ。現在は、アメリカ・マイアミに本拠を構えるインテル・マイアミで、そのホットラインは健在だが、アルバが今シーズン限りでの現役引退を発表しているため、まもなく見納めとなる。

 そんなアルバは、スペインのラジオ局『Cadena SER』の番組に出演。「あと1年、あるいは2年は続けられたかもしれないけど、後悔はしていない。確かに、数年後にはフットボールが恋しくなるだろう。でも、僕は常に直感で行動してきた」と引退の決断に言及した同選手は、2つ年上のメッシについて「以前よりも、さらに強い競争心が見て取れる。彼はここで、とても幸せそう。あと2年、3年とここにいるかどうかはわからない…。だから、ここでもキャリアを共有できたことは特権なんだ」とともにプレーした日々に思いを巡らした。

 また、メッシが改修工事中の『カンプ・ノウ』をサプライズ訪問した件についても、質問されたアルバ。一部では、将来的な復帰に向けた“伏線”という見方もあるなか、同選手は「メッシは史上最高の選手だ。彼が、カンプ・ノウの鍵を持っているのは当然だ。(僕は)家族と一緒に、彼がプレーする試合を見に行き、これまでと違った形で楽しむつもり」としつつも、「正直に言うと、メッシは何も言ってこなかったし、僕も尋ねていない。父が教えてくれたけど、あまり興味のある話題でもなかったよ。パリにいた頃、彼とこのことについて話したことはあるが、それ以来、この話題については触れてなかったからね」と告白。ただ、「彼は、自分の(バルセロナ)退団を快くは思っていなかった。レオは、お別れのセレモニーを望んでいる。実現することを願っているよ。それに値する人物だし、そうなると思う。とても素晴らしいお祝いの場で、誰もがその瞬間を待っているんだ」と述べた。

 さらにアルバは、FWラミン・ヤマルについても口にした。何かとかこつけてメッシと比較される、という“10”の定めを18歳で受け入れた現エースを「素晴らしい選手だと思うよ」と称賛。それでも、「フレンキー(・デ・ヨング)、ペドリ、ガビといった素晴らしい選手は他にもいる。レオと比べるのは…難しいね。僕の意見だけど、彼に並べるものはいないから」と改めて、“GOAT”だと強調している。

 フットボールにおける、一時代の終焉が近づきつつある今日。果たしてこの先、メッシの領域に足を踏み入れる選手は現れるのだろうか。

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