チェルシーの控えGKヨルゲンセン、代表定着へ出場機会求めて移籍を希望?

 チェルシーに所属するデンマーク代表GKフィリップ・ヨルゲンセンが、移籍を検討しているようだ。19日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 2002年4月16日生まれで現在23歳のヨルゲンセンは、身長192センチメートルのGK。デンマークやスペインのクラブの下部組織を渡り歩いた後、2017年にビジャレアルの下部組織に加入し、2020年10月にトップチームデビューを果たした。2023-24シーズンは守護神の座を掴み取り、公式戦37試合に出場した後、2024年7月にチェルシーに完全移籍を果たした。

 7年契約を締結して迎えた昨季はスペイン代表GKロベルト・サンチェスの控えとしてカップ戦が主戦場となりながら、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)では優勝に貢献するなど、公式戦24試合に出場した。

 今季も第2GKに位置づけられているヨルゲンセンだが、昨季とは違いチャンピオンズリーグ(CL)に出場していることで、ここまでCLでも4試合中3試合はR・サンチェスが起用されるなど、公式戦4試合の出場にとどまっている。

 このような状況から通算1試合に出場しているデンマーク代表でも控えとなっているものの、同代表の守護神を務めている39歳GKカスパー・シュマイケルはFIFAワールドカップ26欧州予選最後の2試合で14本のシュートのうち3本しかセーブできず、25歳GKマッズ・ハーマンセンは所属するウェストハムで定位置を確保することができていないことから、ヨルゲンセンには同代表の正守護神を務めるチャンスが浮上している。

 W杯に出場するためには来年3月に行われる欧州予選プレーオフを勝ち抜く必要があるデンマーク代表だが、そこで起用されるためにはクラブでも出場機会を増やす必要があり、ヨルゲンセンは来年1月の移籍市場でチェルシーから移籍することを検討しているという。

 ただチェルシーとしてはGKの層を薄くするつもりはない上に、レンタル移籍での退団は枠の都合もあり、認めない姿勢を示している模様で、ヨルゲンセンが他クラブでプレーするためには完全移籍で獲得を試みるクラブが現れる必要があると見られているが、果たして次の移籍市場でチェルシーを離れることになるのだろうか。

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