FIFAワールドカップ26欧州予選・グループEの最終節が18日に行われ、スペイン代表とトルコ代表が対戦した。
ここまで5試合を消化した欧州予選で全勝を記録しているスペイン代表。13大会連続のワールドカップ出場を目指す“ラ・ロハ”は、圧倒的な強さを見せながらグループEの首位に立っている。対するは、スペイン代表を勝ち点差「3」で追う2位トルコ代表。得失点で大きく下回る厳しい状況ではあるものの、最終節を7点差以上の勝利で終えれば、6大会ぶりの本大会出場権を掴み取ることができる。
試合は開始早々の4分にスペイン代表がスコアを動かす。ポゼッションでトルコ代表を押し込みつつ、アレイクス・ガルシアが敵陣中央から左サイドに大きく展開。マルク・ククレジャのトラップは若干乱れたが、ライン際から左足でボックス内にクロスを蹴り入れる。グラウンダーのボールはニアで待つダニ・オルモに繋がり、密集のなかで右足を一振り。ホームチームが幸先よく先制に成功した。
一方のトルコ代表も、前半終了間際の42分にゲームを振り出しへと戻す。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたオルクン・コクチュがアウトスイングのクロスを供給。バルシュ・アルペル・ユルマズがファーで折り返すと、ゴール前に流れたこぼれ球にデニス・ギュルが反応する。ワンタッチでネットを揺らし、トルコ代表が追いついた。
さらに54分、ペナルティエリア左角でパスを受けたフェルディ・カドゥオールが右足でクロスを配球。マーカーに当たったセカンドボールをオルクン・コクチュが胸で落とし、ボックス正面からサリフ・エズジャンが豪快に右足を振り抜く。グラウンダーのシュートでゴールを射抜き、トルコ代表がスコアをひっくり返した。
逆転を許したスペイン代表だったが、62分にエースがチームを救う。ファビアン・ルイスが左サイドのククレジャに散らし、左足でグラウンダーのクロスを送る。ジェレミ・ピノのコントロールはミスとなったものの、相手のクリアボールをゴール前で自ら回収。至近距離で狙ったシュートはライン上でメリフ・デミラルにブロックされるが、跳ね返りが味方に当たってミケル・オヤルサバルのもとへ。冷静に流し込んで同点弾を挙げた。
結局、そのまま試合は2-2で終了。これによりスペイン代表の13大会連続17回目のワールドカップ出場が決定。併せてトルコ代表のプレーオフ進出も確定した。
【スコア】
スペイン代表 2-2 トルコ代表
【得点者】
1-0 4分 ダニ・オルモ(スペイン代表)
1-1 42分 デニス・ギュル(トルコ代表)
1-2 54分 サリフ・エズジャン(トルコ代表)
2-2 62分 ミケル・オヤルサバル(スペイン代表)
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