日本代表、来年3月の対戦相手は? JFAの宮本会長「できる限り強い国とやれる準備を」

 日本代表は18日、キリンチャレンジカップ2025でボリビア代表を3-0で下した。試合後、JFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長が報道陣の取材に応じ、森保一監督への評価と、次回のインターナショナルマッチウィークにおけるマッチメイクについて語った。

 試合は序盤の4分、MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)のクロスボールから、鎌田が左足でボレーシュートを沈め、日本代表が先制。その後は停滞したものの、67分にFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)、MF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)、FW町野修斗(ボルシアMG/ドイツ)を送り出すと、ここから流れが一変。71分、中村のポケット侵入から町野が追加点を奪うと、78分には巧みな足技から中村がトドメの3点目を奪い、3-0で勝利した。

 ボリビア代表戦は日本代表を率いる森保監督にとって記念すべき100試合目のゲーム。「ロシアW杯でコーチをやられて、カタールW杯で監督をやられて、そして今回のW杯に向かうにあたって、蓄積させてきたものや見てきたものをうまく加えながら、変化をさせた上でチームを作っています。いろんなタスクを選手・コーチングスタッフ各自に与えていて、マネジメントがすごくうまくいっていると思っています」と、森保監督が率いるチームへの印象を口にした宮本会長は、「代表チームは勝つことが重要な任務の中で、7割近くの試合を勝つのは並大抵のことではない。積み上げてきた功績はすごく大きいと思います」と、100試合で69勝という成果を残した森保監督を称えた。

 日本代表の2025年の活動そのものは今回のボリビア代表戦をもって終了するが、12月5日には来年に北中米3カ国での共催を控えたFIFAワールドカップ26の組み合わせ抽選会が行われる。今大会より、参加チーム数が従来の32チームから48チームと大幅に拡大。4チームずつが12グループに分かれ、グループステージではこれまで2位以内が決勝トーナメント進出となっていたところ、3位の上位8チームにも決勝トーナメント進出のチャンスがある。なお、決勝トーナメントはラウンド32からスタートする。

 抽選会を前にした宮本会長は「48チームに増えて、どのようなグループになるのか。今まで見たことがない組み合わせもあると思うし、第一印象は見てみないとわからない」と率直な心境を口にした。

 また、2026年最初のインターナショナルマッチウィークは3月に控えているが、現時点で日本代表の対戦相手は決まっていない。FIFAワールドカップ26で同じグループに入る相手とは対戦を避けなければならず、12月5日の抽選結果次第となる。宮本会長は「今、みなさんに言えることがあれば自分も嬉しいくらい(笑)」と話したが、「できる限り強い国とやれる準備をしたい」とも口にしており、目標のワールドカップ優勝に一歩でも近付ける準備を続けていくことを誓った。

【ゴール動画】鎌田大地、町野修斗、中村敬斗で日本代表が3ゴール!

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