ドイツ代表が19大会連続21回目のFIFAワールドカップ出場を決めた。
FIFAワールドカップ26欧州予選・グループA最終節が17日に行われ、ドイツ代表はスロバキア代表と対戦した。18分にジョシュア・キミッヒのクロスにニック・ウォルトメイドが頭で合わせて先制すると、29分には見事な連携からセルジュ・ニャブリが追加点を挙げ、その後フロリアン・ヴィルツのお膳立てからレロイ・サネが2ゴール。後半には狭い局面での華麗なパス交換からリドル・バクとアサン・ウエドラオゴがネットを揺らし、6-0で大勝した。
今予選ではマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンやアントニオ・リュディガー、ジャマル・ムシアラ、カイ・ハヴァーツらを負傷で欠いたドイツ代表。初戦でスロバキア代表に敗れたものの、その後は5連勝と見事に立て直し、本大会への切符を手にした。圧巻の大勝で予選を締め括ったユリアン・ナーゲルスマン監督は次のように選手たちへ賛辞を送った。
「チームを本当に誇りに思う。不安定なスタートを切ってしまい、今日も大きなプレッシャーがかかっていた。素晴らしい試合だったし、すべての選手が非常に良いプレーをしていたと思う。守備に力を入れたことで、上手く試合に入ることができた。その後、素晴らしいゴールを決め、自分たちの能力を存分に発揮することができた。チームとして素晴らしい仕事をしてくれたよ」
選手のコメントからも現在のチーム状態への自信がうかがえる。キャプテンマークを巻き、先制点をアシストしたキミッヒは「トップレベルのプレーができれば勝てると分かっていた。監督は素晴らしい準備をして、完璧な布陣を組み、励ましの言葉をかけてくれた。本当に素晴らしい試合だったよ」とコメント。2点目を決めたニャブリも「今日のようなプレーができれば素晴らしいことを成し遂げるチャンスがある。今後もこの勢いを維持していきたい」と語っている。
また、センターバック(CB)で先発出場したニコ・シュロッターベックは「今日のようにプレーできれば、我々は非常に良いチームになる。そして負傷している選手たちが活躍すれば、素晴らしいワールドカップになるだろう」と前置きしつつ、本大会への意気込みを次のように示した。
「最初のステップを踏み出すことができた。ワールドカップでは次のステップへと進みたい。昨年のEUROのように少し運が味方し、パフォーマンスが向上すれば大きな成果を上げることができるだろう。FIFAランキングが46位でも1位でも関係ない。今日のようなプレーができれば、どんな相手にも勝てる。僕たちはドイツだ。何かを達成したいと思っているし、僕はワールドカップに出場して優勝したいよ」
【ハイライト動画】ドイツが圧巻の6発快勝! 19大会連続のW杯出場を決める
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