アル・イテハド(サウジアラビア)に所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、レアル・マドリード復帰の可能性について言及した。17日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在37歳のベンゼマは、母国フランスの名門リヨンでプロキャリアをスタート。2009年7月にレアル・マドリードへの完全移籍を果たした。約14年間に渡りFWの主力として活躍し、チャンピオンズリーグ(CL)やラ・リーガなど数多くのタイトル獲得に貢献。2023年6月からはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドでプレーしており、ここまで公式戦75試合出場46ゴール18アシストの成績を残している。
レアル・マドリードを退団してから約2年半が経ったベンゼマだが、今もなお“白い巨人”への愛情は薄れていない様子。『アス』のインタビューに応じた同選手は「今のところ、ここでとても快適に過ごしている。選手たち、サポーター、監督、そしてここで働く人たちからたくさんの愛情をもらっている」と述べつつ、「レアル・マドリードの試合もCLも見ているし、色々なことを想像する。CLは魔法のようだ」と語った。
また、注目が集まる自身の去就については、「確かにここでの契約はもうすぐ終わる。残留するか退団するかは言えない。様々な要素に左右される」とコメント。続けて、「12月で38歳になるが、自分ではあと2年はプレーできると思っている。身体の状態は良いし、しっかりトレーニングをしている。そして何よりサッカーが好きで、楽しんでプレーしている」と今後もキャリアを続行する意思を示している。
一方、「ヨーロッパからオファーを受けているのは事実だ。全てを吟味し、賢明に選び、自分が心地よくいられる場所を見つける必要がある」と告白。さらに、レアル・マドリード復帰の噂に対しても、「もしフロレンティーノ(・ペレス会長)がまだいるなら、それは起こり得る。彼とは話をするし、可能性はある」と口に。「マドリードは今でも僕の街で、僕はマドリディスタであり、マドリードの人間だと感じている。どうなるか見てみよう。彼がいるならね」と含みを持たせた。
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