クロアチア、“2点差”からモンテネグロを逆転撃破! 無敗で欧州予選を堂々フィニッシュ

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループLの最終節が17日に行われ、モンテネグロ代表とクロアチア代表が対戦した。

 ここまで7試合を消化したグループLで6勝1分を記録し、勝ち点「19」の首位に立つクロアチア代表。開幕から無敗を維持する同国代表は、前節の勝利で4大会連続のワールドカップ出場が確定した。迎えた最終節ではルカ・モドリッチなどの一部主力がベンチスタートに。欧州予選のラストマッチを白星で終え、本大会に向けて弾みをつけることができるのか。

 試合は開始早々の3分にモンテネグロ代表が先制すると、17分にも大きな追加点をマーク。立ち上がりから2点のリードを奪われたクロアチア代表だったが、34分にボックス内へ侵入したクリスティヤン・ヤキッチが相手の激しいスライディングで転倒する。オンフィールドレビューにより、クロアチア代表がPKを獲得。イヴァン・ペリシッチがキックを成功させ、アウェイチームが反撃の狼煙を上げた。

 以降は一進一退の攻防が続くなか、72分にクロアチア代表がゲームを振り出しへと戻す。ポゼッションでモンテネグロ代表を押し込みつつ、ペナルティエリア内でボールを受けたアンドレイ・クラマリッチが左足でシュート。相手選手に当たったこぼれ球をマリオ・パシャリッチが拾い、ペタル・ムサに縦パスを差し込む。素早い反転から右足を振ると、ボールはポストに直撃。最後はヤキッチが詰め、クロアチア代表が追いついた。

 さらに87分、クロスをキャッチしたGKドミニク・リヴァコヴィッチが右サイドにスローイング。クロアチア代表がカウンターに移行し、ボールを受けたヨシプ・スタニシッチが前線に浮き球のロブパスを送る。相手選手の対処が乱れると、ボールをカットしたニコラ・ヴラシッチが豪快に右足を一振り。強烈な一撃をゴールに叩き込み、値千金の逆転弾を決めた。

 結局、そのまま試合は3-2で終了。クロアチア代表が最終節で見事な逆転勝利を収め、無敗で欧州予選を終えた。

【スコア】
モンテネグロ代表 2-3 クロアチア代表

【得点者】
1-0 3分 ミルティン・オスマイッチ(モンテネグロ代表)
2-0 17分 ニコラ・クルストヴィッチ(モンテネグロ代表)
2-1 37分 イヴァン・ペリシッチ(PK/クロアチア代表)
2-2 72分 クリスティヤン・ヤキッチ(クロアチア代表)
2-3 87分 ニコラ・ヴラシッチ(クロアチア代表)

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