ドイツ、19大会連続のW杯出場が決定! スロバキアとの“首位攻防戦”で衝撃6ゴール

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループAの最終節が17日に行われ、ドイツ代表とスロバキア代表が対戦した。

 ここまで5試合を消化したグループAで4勝1敗を記録し、勝ち点「12」の首位に立つドイツ代表。初戦を落として黒星スタートを切った同国代表だったが、以降は4連勝を飾りながら本来のパフォーマンスを取り戻している。対するスロバキア代表も、同じくここまで4勝1敗を記録。得失点差ではドイツ代表を下回っているものの、最終節での“直接対決”に勝利すれば、4大会ぶり通算2回目のワールドカップ出場が決まる。

 大注目の一戦は18分にドイツ代表がスコアを動かす。左サイドからのコーナーキックはGKに弾かれたものの、右サイドに流れたセカンドボールをレロイ・サネが回収。ワンタッチで縦パスを出すと、深い位置からジョシュア・キミッヒがダイレクトでクロスを送り込む。最後はゴール前でフリーとなっていたニック・ウォルトメイドが頭で叩き込み、ホームチームが先制した。

 さらに29分、ドイツ代表が敵陣内でのボール奪取からポゼッションを開始。テンポ良く繋いでスロバキア代表のブロックを崩しにかかると、ダヴィド・ラウムがピッチ中央のアレクサンダル・パヴロヴィッチに横パスを出す。素早く前線のレオン・ゴレツカにボールが差し込まれ、反転からスルーパスを供給。裏に抜けたセルジュ・ニャブリがGKとの1対1を制し、貴重な追加点を挙げた。

 攻勢を強めるドイツ代表は、36分にも巧みなパスワークで相手のプレスを打開。ハーフウェイライン左でボールを受けたフロリアン・ヴィルツがドリブルで中央に持ち運び、右足で浮き球のスルーパスを送る。最終ラインの背後を取ったレロイ・サネが冷静にネットを揺らし、リードを3点に広げた。その5分後には、敵陣左サイドでヴィルツがボールをカット。クロスに飛び込んだサネが4点目をマークし、前半を大量リードで折り返す。

 後半も主導権を握るドイツ代表は、67分に途中出場のリドル・バクが5点目をゲット。79分には代表デビュー戦のアサン・ウエドラオゴにも得点が生まれる。結局、そのまま試合は6-0で終了し、ドイツ代表が勝利した。これによりドイツ代表の19大会連続21回目のワールドカップ出場が決定。スロバキア代表は2位でプレーオフに進出した。

【スコア】
ドイツ代表 6-0 スロバキア代表

【得点者】
1-0 18分 ニック・ウォルトメイド(ドイツ代表)
2-0 29分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表)
3-0 36分 レロイ・サネ(ドイツ代表)
4-0 41分 レロイ・サネ(ドイツ代表)
5-0 67分 リドル・バク(ドイツ代表)
6-0 79分 アサン・ウエドラオゴ(ドイツ代表)

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