ドイツ代表FWカリム・アデイェミがドルトムントを退団し、マンチェスター・ユナイテッドに加入する可能性がある模様だ。現地時間13日、ドイツ紙『Bild』が伝えている。
2022年5月にドルトムントへ完全移籍加入したアデイェミは、相手を一瞬で置き去りにしてしまうスピード、高いドリブルスキル、センターフォワードや両ウイングとしてもプレーできる汎用性を武器に活躍を続けてきた。だが、今季はブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)で10試合2ゴール1アシストと今ひとつ成績が伸びず。現地時間9月27日に行われた第5節マインツ戦(〇 2-0)を最後にゴールもアシストも記録していない。
本来のレベルに到達していない要因は複数あるものの、ニコ・コヴァチ監督との関係性があまり良くないことも影響しているのかもしれない。同10月25日の第8節ケルン戦(〇 1-0)では79分に途中交代を命じられた際に水の入ったボトルをベンチへと投げつけて不満を露わに。後に指揮官から「不必要な行動」と苦言を呈されている。
『Bild』によると、ドルトムント内部では反抗的な態度を見せたアデイェミの放出が検討され始めているという。アデイェミ側も移籍を前向きに検討しているとされており、同紙は代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏がマンチェスター・Uと接触したとも伝えている。
ドルトムントで公式戦通算121試合29ゴール22アシストをマークしてきたアデイェミ。果たして、退団への扉は開くのだろうか。
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