FIFAワールドカップ26欧州予選・グループDの第5節が13日に行われ、フランス代表とウクライナ代表が対戦した。
ここまで4試合を消化したグループDで3勝1分を記録し、無敗を維持して首位に立つフランス代表。前節は今予選で初めて白星を逃した“レ・ブルー”だが、ウクライナ代表戦を勝利で終えると、8大会連続のワールドカップ出場が確定する。ホームで迎える一戦に、キリアン・エンバペやミカエル・オリーズなどが先発起用された。
試合は立ち上がりからフランス代表が攻勢を強め、17分にエンバペが最初のビッグチャンスを作り出す。ゴールキックからパスを繋いで前進し、右サイドでボールを受けたオリーズが中央のラヤン・シェルキに配球。相手選手をかわしてエンバペにパスを出すと、背番号10がペナルティエリア正面で左足を一振り。グラウンダーのシュートは枠を捉えたが、GKに弾かれてしまった。
42分にはフランス代表が決定機を演出。中盤でのボール奪取からポゼッションを開始し、ハーフウェイライン付近でターンしたシェルキがピッチ中央を持ち運ぶ。左サイドに張ったブラッドリー・バルコラにパスが渡ると、得意のカットインからコントロールショットをお見舞い。だが、狙い澄ました一撃はGKアナトリー・トルビンのビッグセーブに防がれた。
そんななか、55分にフランス代表が均衡を破る。シェルキとのパス交換からオリーズがボックス内でリターンを受けると、ウクライナ代表のタラス・ミハフコに足を踏まれる形でピッチへ倒れ込む。主審は迷わず笛を吹き、ホームチームにPKが与えられる。プレッシャーがかかる局面でエンバペがパネンカを成功。フランス代表がスコアを動かした。
71分にはオリーズのスルーパスに抜け出したウーゴ・エキティケがゴールを狙うが、ワンタッチで放ったシュートはポストに直撃。すると、その5分後に敵陣深くでのボール奪取からオリーズが貴重な追加点を挙げる。
結局、83分にエンバペ、88分にエキティケが得点を加えたフランス代表が4-0で勝利。1試合を残してワールドカップ出場を決めた。最終節は16日に行われ、フランス代表はアウェイでアゼルバイジャン代表と対戦。ウクライナ代表はホームでアイスランド代表と対戦する。
【スコア】
フランス代表 4-0 ウクライナ代表
【得点者】
1-0 55分 キリアン・エンバペ(フランス代表)
2-0 76分 ミカエル・オリーズ(フランス代表)
3-0 83分 キリアン・エンバペ(フランス代表)
4-0 88分 ウーゴ・エキティケ(フランス代表)
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