南野拓実が感じる日本代表の課題「レベルが近い相手に苦戦」、チームメイトとの対戦にも言及「負けたくない」

 日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2025のガーナ代表戦に向けて千葉県内でトレーニングを実施した。

 招集された全26名のうち、鎌田大地(クリスタル・パレス)が別メニュー調整。その他の25名はピッチに登場し約2時間ほどトレーニングを実施。ガーナ戦へと準備を進めた。

 南野拓実はFIFAワールドカップ26のアジア予選後の4試合で3試合に先発出場。1試合は途中出場しており、全4試合でプレーしている。10月にはブラジル代表に史上初となる白星を飾るなど、チームとしては力も見せている状況だが「ブラジル戦は勝ちましたけど、パラグアイのような相手には、その前の活動も含めて勝ちきれていないので、ガーナは同じぐらいのレベルだと思うので良い試合になるだろうと思います。ブラジル戦とはまた違う試合展開になると思うので、しっかり勝ち切りたいと思います」と、直近の4試合を振り返った。

 9月シリーズではアメリカ代表に0ー2で敗れ、10月シリーズではパラグアイ代表に2ー2のドロー。2試合のうち、実力が近い相手には苦しんでいる状況だ。南野は現状について「相手がモチベーション高くやってきて、割り切ったプレーというか、ロングボールやフィジカルを全面に出す相手に対してあまり上手く戦えていない部分があります」と分析。「ブラジルのような相手だと、割り切ってブロックを作って戦い方を分かりやすく共通認識が持てますけど、試合で拮抗した中だったり、狙いがないロングボールを放り込まれたりした時にやられたりするので、そういう違いはあると思います」と、これまでの課題でもある部分は変わっていないとし「僕たちと同じぐらいのレベルのチームに勝ちきれていないというのは少し問題だと思うので、ブラジル戦で勝った後にもう1回チームとして自分たちの強さと、今までの積み上げを見せられればと思います」と、今回の2試合はしっかりと勝っていきたいとした。

 南野としては9月にはアメリカ代表のFWフォラリン・バログン、10月はブラジル代表のDFカイオ・エンリケとモナコのチームメイト対戦。そして、今月はガーナ代表にDFモハメド・サリスがおり、3カ月連続でチームメイトとの対戦の可能性がある。南野は「個人的には面白いですし、チームのロッカールームでもそういった話になります。負けたくないですし、今回もしっかりと勝ちたいです」と意気込み。ガーナ代表については「結構ロングボールはプレッシャーに行くと蹴ってきますし、フィジカルに自信がある選手が多いので、ワールドカップを見据えた上では良い相手」とコメント。サリスについても「フィジカルに自信を持っていて、前に行くのが凄く強い。なおかつ左利きで、前線にラフなボールを送ったり、スペースに送るのが上手い。でも、ちょこちょこやることは苦手で、弱点ではないですが、彼を引き出して違う選手が裏を取る形も映像でも見たので、自分の特徴でもあるし上手く突いていきたいです」と語り、よく知る相手を崩す策は考えられている様子。「同じレベルの相手に勝ちきれていない現状がある中で、しっかりホームで勝って、ワールドカップを見据えた上でアフリカ勢との対戦は貴重な良い準備になると思うので、勝負にこだわってプレーしたいと思います」と、結果にこだわっていきたいとした。

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