川崎フロンターレは12日、元韓国代表GKチョン・ソンリョンと契約満了に伴い、来季の契約を更新しないことを発表した。
現在40歳のチョン・ソンリョンは韓国国内で複数クラブを渡り歩いた後、2016年から川崎Fでプレー。加入1年目からレギュラーとして活躍すると、公式戦通算363試合に出場し、クラブ初を含め4度のJ1リーグ優勝に貢献したほか、Jリーグカップや2度の天皇杯制覇を果たした。また、韓国代表としても通算68試合に出場した経歴を持っている。
そんなチョン・ソンリョンは昨季までは主力として起用され、リーグ戦29試合に出場していたが、長谷部茂利監督が就任した今季はGK山口瑠伊の加入もあって控えに回り、今季はここまで2025明治安田J1リーグで3試合、2025JリーグYBCルヴァンカップで2試合、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会で1試合の出場にとどまっていた。
契約満了となったチョン・ソンリョンは川崎Fのクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントを発表している。
「今シーズンを最後に、川崎フロンターレを離れることになりました。まず、2016年に僕をチームに呼んでくださったクラブ関係者の皆さん、本当にありがとうございます。この10年間、うれしいときも悲しいときも、いつも応援してくれて、気にかけてくださったファン・サポーターの皆さんに心から感謝します」
「川崎での時間は、私のサッカー人生の中で大きな転機となり、さらに成長できた大切な時間でした。一緒にたくさんの優勝を経験したこと、苦しい時にも支えてくれたこと、決して忘れません。ファン・サポーターの皆さんと触れ合うことができた数々のイベントの思い出も、すべてを大切に心に残しています」
「素晴らしい監督、コーチングスタッフ、選手、サポートスタッフの皆さんと一緒にいられて、本当に幸せでした。シーズンが終わるその日まで、全員で全力を尽くしますので、最後まで応援をお願いします! これからもずっと川崎フロンターレを応援しています。そして、いつかまた皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。もう一度、すべての人に感謝します。10年間本当にありがとうございました」
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