「人生最大の親孝行」 勝みなみ、“幸運を呼ぶ”祖父との2週間

<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 事前情報◇11日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

日米共催「TOTOジャパンクラシック」からフロリダ入りした勝みなみは「どっと疲れてました」と笑う。丸一日ほどかかった長時間移動はもちろんのこと、それ以上に気にかけたのは祖父のこと。TOTOの宿泊先で待ち合わせ、伊丹、羽田、ダラスと一緒に乗り継いで、フロリダに到着した。
来年3月で86歳になるという、母方の祖父・市来龍作さん。これまで何度も日本ツアーに帯同した。勝が米ツアーを主戦場にしてからも、海外メジャー大会などは現地を訪れ、孫娘に声援を送ってきた。

ただその場合、勝と龍作さんは完全に別行動。龍作さんは友人との旅で、勝の試合会場を訪れるのは1日だけというのが基本スケジュールだ。だが今回は、宿も移動もすべて一緒。初出場をかなえた来週の最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」を含めた2週間をともに過ごす。

「初めてのフロリダらしくて、すごく楽しみにしている感じはあります。観光気分で来ていますね。わたしは仕事だけど…。台風みたいな人。どこにでも行っちゃうから本当に疲れる…(笑)」。元気すぎる祖父に苦笑いを浮かべるが、これはツアーに帯同する母・久美さんと考えた“孝行プラン”。「お母さんは『人生最大の親孝行だ』って言っている。そこは本当に良かったです」と目尻を下げる。

15歳で「KKT杯バンテリンレディス」を制したときから、2022年に「日本女子オープン」連覇まで、日本で挙げた8勝すべてを龍作さんは現地で見届けている。勝にとって幸運を呼ぶ存在だ。

今大会は昨年14位、2年前は7位と好成績を残している。「去年はシード獲得のために戦っていたので、攻める気持ちもありつつ、守るものもあった。(今年は)気持ち的には余裕がある。あと2戦、やるしかない。攻めまくって優勝できたらいいと思います」。母娘から龍作さんへ、最高のプレゼントを贈りたい。(文・笠井あかり)

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